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体操種目(女子)
段違い平行棒
段違い平行棒は、女子のみで行なわれている競技種目です。
男子種目の中では、鉄棒に相当するとされていますが、鉄棒にはない優雅さも演出されることから、女子ならではの種目と言えます。
器具の説明


段違い平行棒では、その名の通り、高さの異なる鉄棒2本を並行に設置します。
低棒の高さは1.7m、高棒の高さは2.5mの高さとされています。バーの間隔は1.8mと定められています。
段違い平行棒種目について

演技は、鉄棒に手を掛けた時点から始まり、終末技で着地するか、選手が途中で棄権するまで実施されます。
演技の終了は、終末技の着地動作を完了したときで、着地時に静止できず転んだり、足を踏み出したりした場合は減点となります。
また、段違い平行棒に相当するとされる男子の鉄棒種目に比べて、手放し技の種類が多いことが特徴です。
段違い平行棒は非常に多くの技があり、認められている技にはそれぞれ難度が決められています。
鉄棒種目では懸垂から後ろ振り上がりなどで演技が開始されますが、段違い平行棒では助走からロイター板を使って棒に飛びつき、その勢いで最初から車輪を開始するなどします。
そのため、女子のみで行なわれる種目でありながら、大変ダイナミックな演技を行なう種目であると言えます。
平均台

学校の体育の授業などでも使用されている平均台についてご紹介します。
平均台種目も、女子のみで行なわれる競技種目です。競技種目に使用される平均台は幅10cm、長さ5m、高さ1.2mで、演技時間は70秒から90秒までとされています。
平均台種目は、狭い台上で行なうため、身体調整力、平衡感覚を養うのに有効です。
運動内容は、歩行から、各種ステップ、跳躍、ターン、ポーズ、回転、宙返りなど、基本的なものから難易度の高いものまで様々で、これらの運動要素をむだなく組み合わせて演技を構成します。
また、5mの台上を最大限に使用しなければなりません。
リズムに緩急の変化をもたせた演技、しかも安定したフォームと動きが求められます。