体育館情報
伊豆ベロドロームの概要
国内では唯一の、屋内板張り250mトラックを持つ自転車競技場です。国内のアマチュア選手、競輪選手、オリンピック出場経験のある選手などが出場し、日本一を決定する「全日本自転車競技選手権大会トラックレース」など、大規模なレースも多々開催されています。また、2012年のロンドンオリンピックの直前には、日本代表チームがナショナルトレーニングセンターとしてここで合宿、最終調整をしてロンドンに旅立っていきました。
屋内板張り250mトラックの理由

伊豆ベロドロームが2011年に完成する以前は、日本において自転車競技の練習、訓練をする場所と言えば競輪場が大半でした。日本の競輪場は、400m、333.3m、500mの3種類があり、表面はアスファルト製で、世界水準の自転車競技場とは大きく異なるものです。一方、世界水準の競技場、つまり国内選手が世界選手権やオリンピックなどの海外遠征に挑む場合に使われる施設は、1966年以降、屋内型板張り250mトラックが主流となっています。本番と同じ環境で競技ができないことは日本の自転車競技者にとって大きなハンディとなっており、これを解消すべく作られた世界基準の競技場こそが、この伊豆ベロドロームなのです。
伊豆・修善寺と自転車競技の関係
自転車競技者にとって修善寺は特別な場所です。それは、日本屈指の自転車施設「日本サイクルスポーツセンター(CSC)」と、競輪選手を養成する国内唯一の学校「日本競輪学校」があるためです。そして、これらの施設に伊豆ベロドロームが加わったことで、修善寺は自転車競技界に、より影響力のある場所となりました。
修善寺で行なわれた自転車競技の例
修善寺で過去に行なわれた自転車競技を紹介します。
・全日本自転車競技選手権大会(日本自転車競技連盟主催)
・JCRCシリーズ(日本サイクルレーシングクラブ協会主催)
・CSC 5時間耐久チームサイクルロードレース大会(日本サイクルレーシングクラブ協会主催)
・伊豆BMX(国際日本サイクルレーシングクラブ協会主催)
・修善寺カップ(日本学生自転車競技連盟主催)
・JBCF東日本ロードクラシック 修善寺大会(全日本実業団自転車競技連盟主催)
・JBCF東日本トラック(全日本実業団自転車競技連盟主催)
・JOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会(日本自転車競技連盟主催)
伊豆ベロドロームの施設概要
伊豆ベロドロームの施設の概要を紹介します。
- 走路
- 周長は250m、材質はシベリア松、最大カント(最大傾斜角度)は45度、幅員は7.5mです。
- 建物の寸法
- 長軸方向 は119m、短軸方向 は93m、高さは27mです。
- 観客席数
- 常設は1,800席、仮設は1,200席です。
- 階数
- 地上3階と、地下1階があります。