体育館情報
人気のあるスポーツ/エアロビクス
エアロビクスが日本で有名になったのは1980年代のことです。当時はランニングや筋力トレーニングなど、ストイックなスポーツが主流となっていましたが、活発に体を動かすということに利点をおいたエアロビクスは、今までにない新しいスポーツとして瞬く間に人気となったのです。ここでは、そのエアロビクスについて紹介します。
ブームから定番へ

1980年代の驚異的なブームは過ぎましたが、今でもエアロビクスはスポーツクラブやジムで人気のプログラムです。人気の理由のひとつは続けやすさにあります。一見激しそうなスポーツですが、ストレッチやウォーミングアップを行ない、少しずつ心拍数のあがるステップにスライドしていき、最後にはゆるやかなステップで呼吸を整えて終了します。このように段階的に体への負荷を変えるため、初心者の方でも無理なく続けられ、現在でも定番のスポーツとして支持されています。
エアロビウェアのトレンド
エアロビクスと言えばレオタードやタイツを着るイメージがあります。しかし、最近ではタウンユースなスタイルもかなり増えてきました。よく見かけるファッションにTシャツやタンクトップにハーフパンツや、レギンスを合わせた物があります。沢山の人がより気軽にエアロビクスを楽しめるよう、ウェアのスタイルも手軽な物に変化しています。
進化するエアロビクス
最近では音楽に合わせてステップを踏むだけではない、新しいジャンルのエアロビクスも誕生しています。時代の変化とともにエアロビクスも様々な変化を遂げています。
競技エアロビクス
体操種目のひとつが競技エアロビクスです。音楽に合わせてステップや技を行ない、その得点を競い合います。日本では一足早く選手育成に着手しており、日本選手の競技レベルは世界でもトップクラスの水準をキープしています。
アクアビクス
水中で行なう有酸素運動の造語として生まれた言葉ですが、音楽に合わせてエアロビクスなどの体操をプールで行なうことを一般的にアクアビクスと呼びます。水の抵抗力により少しの運動でも消費カロリーが大きく、一方で体への負担は小さいため、足腰の弱い人でも行なうことができます。
ダンスエアロビクス
従来のエアロビクスにダンス色を加味したもので、直線的な動きだけでなく、曲線的な動きも交えることで、よりダイナミックなダンスを行ないます。従来のエアロビクスよりもステップが難しいこともあるため、エアロビクス上級者に適しています。
変わったエアロビクスを体験できる体育館
各地には、変わったエアロビクスを体験できる体育館があります。その一部を紹介します。
- 和光市総合体育館で開催されている「ラテンエアロ」
- 埼玉県にある和光市総合体育館では、ラテンのリズムで体を動かす「ラテンエアロ」を体験できます。他に、走る・跳ぶなどの運動を交えた運動量の多い「ワークアウトエアロ」や、ラテンやヒップホップなど様々なジャンルの音楽に合わせて楽しめる「ズンバ」など、様々エアロビクス教室を開催しています。
- 春日井市総合体育館で開催されている「ボクシングエアロ」
- 愛知県の春日井市総合体育館では、ボクシングの動きを取り入れたエアロビクスが行なわれています。公益財団法人春日井市スポーツ・ふれあい財団が主催となり、他にステップ台を使った下半身ひきしめのための「ステップエアロ」なども開催されています。