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卓球の道具(ラバー)



卓球をおもしろく、複雑なスポーツとしているのがラバーです。ラバーは、シートやスポンジの厚さ、性質などが異なった多くの種類がありますが、それらは主に「裏ソフトラバー」「表ソフトラバー」「ツブ高ラバー」の3つに分類されます。

裏ソフトラバー

裏ソフトラバー

裏ソフトラバーとは、卓球ラケットのブレード部分にスポンジを貼り、その上に一枚ラバーを裏返しに貼り合わせたラバーのことを意味します。略称は「裏ソフト」。1951年に日本で開発されました。粒ラバーと比べ、粒の面を裏返しにしたやわらかいラバーであることから。この名称が誕生。1960年代から世界の卓球界は裏ソフトラバー全盛時代に入りました。サービスのスピードと回転が秀逸で、ラリー中も強力なドライブが打てると言うメリットが挙げられますが、その反面、相手の強力ドライブをカットで返球しにくいと言うデメリットがあります。

高弾性裏ソフトラバー

高弾性裏ソフトラバーとは、卓球ラケットの裏ソフトラバーの分類のひとつで、特に弾性を重視したものを指します。正式名称は「高弾性高摩擦裏ソフトラバー」。裏ソフトラバーの中でも弾性が強く、攻撃型選手が使用するのに適しています。コントロール性能に優れており、扱いやすいラバーとして人気を博しました。その後は少数派になりつつあります。

粘着性裏ソフトラバー

粘着性裏ソフトラバーとは、卓球ラケットの裏ソフトラバーの分類のひとつで、トップシート表面に粘着性があるものを指します。正式名称は「粘着性高摩擦裏ソフトラバー」。表面に粘着性を持たせることで、高弾性裏ソフトラバーよりも弾みは劣るものの、強い回転をかけるのに適しています。前陣ドライブ型選手や、カットマンが主に使用。ラバーにボールがくっつく感覚があるため、速度は落ちてしまいますが、裏ソフトラバーの中でも回転をかける精度に関しては最も優れています。

コントロール系裏ソフトラバー

コントロール系裏ソフトラバーとは、卓球ラケットの裏ソフトラバーの分類のひとつで、コントロールを特に重視したラバー。裏ソフトラバーの中でも弾みを抑え、守備型選手が使用するのに適しています。やわらかいスポンジとシートを組み合わせることで、コントロールがしやすくなる反面、反発力と摩擦力が低く、攻撃威力が弱いため、競技で使用する人は少数派。扱いやすくて安価で長寿命であることから、初心者が技術を身に付ける際に使うことが一般的です。

表ソフトラバー

表ソフトラバーとは、卓球ラケットのブレード部分にスポンジを貼り、その上に一枚ラバー(粒ラバー)を貼り合わせたラバーのことを意味します。略称は「表ソフト」。表ソフトラバーは球離れの良さを重視した「スピード系表ソフトラバー」、回転力を重視した「回転系表ソフトラバー」、ナックル(無回転)の出しやすさを重視した「ナックル系表ソフトラバー」があります。使用が許可されている表ソフトラバーの粒形状は3種あり、根元から先端まで均一の大きさの円柱状をした「円柱型」、根元から先端に向けて細くなっている「台形」、根元付近が台形で、その上に円柱型が組み合わさった「台形+円柱型」があります。表ソフトラバーはサービスのスピードに優れ、ラリー中のショートや快速プッシュがやりやすく、攻撃球のスピードは他のラバーと比較して最速です。

スピード系表ソフトラバー

スピード系表ソフトラバーとは、卓球ラケットの表ソフトラバーの分類のひとつで、スピードを特に重視したラバーを意味します。トップシートの表面の粒は、台形+円柱形で、粒は回転系よりも小さく、粒配列が縦目のものが一般的。表ソフトラバーの中でも玉離れの良さは抜群で、ナックル系の玉も出しやすい反面、回転系表ソフトラバーのように強い回転は望めません。主にドライブでつなぎ、スマッシュや角度打ち、あるいはナックル性ブロックなどの技術で威力を発揮します。スマッシュを主戦とするタイプの選手向きです。

回転系表ソフトラバー

回転系表ソフトラバーとは、卓球ラケットの表ソフトラバーの分類のひとつで、回転力を最も重視したラバーを指します。粒は台形のものが多く、大きめで粒配列が横目のものが一般的。表ソフトラバーの中でも回転がかかりやすい反面、玉離れが悪いため、スピード系のような球速は望めません。また、ナックルなどの変化球も出しにくいのが特長です。主にスマッシュを主戦としながら、ドライブや変化サービスなど、回転重視の技術を織り交ぜた速攻に適しています。

ナックル系表ソフトラバー

ナックル系表ソフトラバーとは、卓球ラケットの表ソフトラバーの分類のひとつで、無回転のナックル系ボールの出しやすさを重視したラバーを意味し、変化系表ソフトラバーとも呼びます。粒は円柱形のものが多く、スピードはあまり出ませんが、ナックル性のブロックや角度打ちなどには最適です。

粒高ラバー

粒高ラバーとは、表面に粒があり、その粒がやわらかくて細長いラバーのことを意味します。卓球の強力ドライブを返球しやすい特徴を持ち、別名は「イボ高ラバー」。1970年代以降に世界で大流行しました。卓球の世界選手権で初めて粒高ラバーを使用して活躍したのは、1963年男子ダブルスで優勝した中国の選手と言われています。一枚ラバーよりも粒が高く、粒の形状が倒れやすいのが特徴です。サービスのスピードや回転は一枚ラバーに劣りますが、ラリー中の強力ドライブやカットで返しやすい上、よく切れたボールが出ます。

一枚ラバー

一枚ラバーとは、表面に粒があるスポンジなしのラバーのことを意味します。1950年代前半まで、世界の卓球界で主流のラバーでした。以前は単に粒ラバーとも呼んでいましたが、日本ではこのラバーが普及し始めた1940年代後半に、粒ラバーを2枚重ね、3枚重ねして使うプレーヤーが現れたため、それと区別するために一枚の粒ラバーを「一枚ラバー」と呼ぶようになりました。カットやツッツキなど、守備系の技のボールコントロールがしやすいメリットがありますが、近年になって使用する人が極めて少なくなっています。

アンチトップスピンラバー

アンチトップスピンラバーとは、トップスピン(前進回転)が強くかかったボールを処理しやすいように作られた卓球ラケットのラバーを意味します。略称は「アンチ」。裏ソフトラバーの一種で、表面が滑りやすいため、相手ボールの回転の影響を受けずに強力ドライブをカットやショートで返しやすいというメリットがある反面、自ら回転を作り出すことが難しく、サービスのスピードや回転が出しにくいと言うデメリットがあります。1970年代に強力トップスピン・強力ドライブが大流行したとき、これに対抗するラバーのひとつとして開発されました。

異質ラバー

異質ラバーとは、卓球ラケットの両面に性能の違うラバーを貼ったラケットのことを意味します。別名コンビネーションラケット。1970年代から主に守備型のプレーヤーの間で広がりました。ラケットの片面に裏ソフト、もう片面にアンチトップスピンラバーや粒高ラバーを貼る使用者が数多く出現し、サービスやラリー中にラケットの持ち替え・反転使用が流行し、卓球のラリーが極端に続かなくなるという危機的な現象が多発しました。対戦相手も観客もどちらのラバーで打球したのか分からなくなったため、国際卓球連盟は1985年にラバーの色を赤と黒に限定。ラケットの片面に赤い色のラバーを貼ったら、もう片面には黒い色のラバーを貼るようルールを改めました。これによって色で判断できるようになり、ラリーが続くようになったのです。

スポンジ

スポンジとは、卓球ラケットに使用される素材のことで、ラバーの95%以上はソフトラバーが使われています。ソフトラバーは、スポンジの上にトップシート(ゴムシート)を貼り合わせたもので、やわらかい・硬い・皮付きのスポンジがあり、皮付きとは食パンの耳にように端の硬い部分を利用したスポンジです。また、厚さによって極ウス・ウス・中・特アツなどがあります。1950年代には厚さ7mmから10mm程度のスポンジをラケットに貼る選手が現れ、このスポンジラバーを「スポンジ」と呼んでいました。1959年にスポンジラバーが禁止されて以降は、スポンジと言えばトップシートとはり合わせるスポンジを指します。

ラバーの手入れ

ラバーの手入れ

ラバーの手入れは、卓球ラケットに貼られたラバーの種類によってそれぞれ異なります。裏ソフトラバーは専用クリーナーと専用スポンジで汚れを落とし、使わないときは保護シートを貼って保管。表ソフトラバーは、専用クリーナーとスポンジではなくブラシで汚れを落としたあと、細かい隙間にまで届くものを使って、汚れを落とします。その後はほこりなどが付かないよう、ラケットケースなどに入れて劣化を防止。ブラシも汚れやすいので、定期的に清掃します。