ご希望の体育館・武道館情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト体育館・武道館リサーチ

体育館情報

ハンドボールの団体



全世界の人が公平にスポーツを楽しむためには各スポーツの統括団体が必要です。ハンドボールにおいても、国際的な組織、国内の組織のいずれも複数が存在し、ハンドボールの適切なプレー環境の整備や、さらなる普及に努めています。

各団体は個別に活動しながらも、それらをまとめるトップ団体にしたがうような組織体系を取ることで、競技規則の見直しや制定、新しい技術の情報共有や連絡などもスムーズに行ない、浸透させていくことができています。また、異なる国や地域のチーム同士が集まって国際大会として強さを競い合えるのもこうした団体のおかげです。

では、ハンドボールはどのような団体があるのでしょうか。国際団体、国内団体に分けてそれぞれ代表的なものの概要をまとめました。

国際団体

国際団体

国際団体の組織体系でトップにあるのは、国際ハンドボール連盟(IHF)と国際オリンピック委員会(IOC)の2大組織です。

ハンドボール競技の改定などを主に行なうのはIHFで、アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニア、ヨーロッパといった各地域のハンドボール組織の連盟体制となっています。各地域のハンドボール組織にはさらに日本ハンドボール協会など各国の組織が属しますが、ときにはトップのIHFと日本ハンドボール協会が直接にやりとりをすることもあります。

一方で、オリンピック競技としてのハンドボールについてはIOCが様々な権限を持ち、規定を制定する立場です。IOCはオリンピック時のみならず、スポーツ振興にかかわる活動も広く担うため、IHFとIOCは連携して活動しています。

国際ハンドボール連盟(IHF)

国際ハンドボール連盟(IHF)

国際ハンドボール連盟(International Handball Federation)、略称「IHF」。1946年(昭和21年)6月に設立されたハンドボールの国際組織。本部はスイス・バーゼル。設立当初は、デンマーク、フィンランド、フランス、ノルウェー、オランダ、ポーランド、スウェーデン、スイス、オーストリア、ルクセンブルグ、ポルトガル、ベルギーの12ヵ国が加盟。日本は1952年(昭和27年)にアジア勢として初めて加盟しました。ハンドボールの世界選手権大会を男子は1938年(昭和12年※IHFの前身組織「国際アマチュアハンドボール連盟」が開催)から、女子は1957年(昭和32年)からスタートさせ、今では約2年おきに開催しています。

事業内容は、男子・女子、ジュニア、ビーチ、ユースの各世界選手権の主催や、競技規則の制定・改定など。

国際オリンピック委員会(IOC)

国際オリンピック委員会(IOC)

国際オリンピック委員会(International Olympic Committee)、略称「IOC」。オリンピックを主催すると共に、オリンピックの各競技について、国際的な組織をまとめる役割を担っています。本部はスイス・ローザンヌ。設立は1894年(明治27年)。2014年(平成26年)8月現在で加盟は約200ヵ国です。

事業内容は、オリンピック運営にかかわる各組織の統括、オリンピック関連の映像の著作権や知的財産権の保有、文化的活動など。国際競技連盟(IF)や各国のオリンピック委員会との連携により、全世界でのスポーツ振興をめざしています。

ハンドボールは1972(昭和47年)に男子が、1976年(昭和51年)に女子が初めてオリンピック競技としてIOCにより採用されました。これが世界のハンドボール競技者の人口を一気に増やすきっかけにもなりました。

アフリカ(CAHB)

アフリカ(CAHB)

アフリカ各国のハンドボール競技界をまとめる団体で1975年(昭和50年)設立。国際ハンドボール連盟の加盟組織。正式名称はアフリカ・ハンドボール連盟(Confederation Africaine de Handball)、略称「CAHB」。2014年(平成26年)1月時点での加盟数は約50ヵ国でアルジェリア、アンゴラ、エチオピア、エジプト、カメルーン、ギニア、コートジボワール、マダガスカル、モロッコなど。ベニン共和国のマンソウロウ・A・アレモウ氏が会長、コンゴ共和国のチャールス・オムボウマホウ氏が事務総長を務めています。事業内容は、各国を代表するチームが出場して競うアフリカ男子ハンドボール選手権、及びアフリカ女子ハンドボール選手権の開催など。

CAHBが統括するアフリカのハンドボール競技界はジュニア段階でのプレーヤーの育成環境が充実していると言われ、技術力の高いプレーヤーを多数輩出しています。ヨーロッパ各国のクラブに所属し、プロリーグで活躍するプレーヤーも見られます。

ヨーロッパ(EHF)

ヨーロッパ(EHF)

ヨーロッパのハンドボール競技界をまとめる団体がヨーロッパ・ハンドボール連盟(Europa Handball Federation)で、略称は「EHF」。国際ハンドボール連盟が設立当初はヨーロッパの加盟国で占められていたことなどを背景に、ヨーロッパではこうした連盟創設を必要とする声がなかなか上がらず、ようやく1991年(平成3年)11月にドイツにて設立。本部はオーストリア・ウィーン。2014年(平成26年)1月時点で加盟は約50ヵ国、会長はフランスのジャン・ブリアウル氏、事務総長はオーストリアのミヒャエル・ビデラー氏が務めています。

事業内容は、男女のヨーロッパ・ハンドボール選手権、EHFチャンピオンズリーグ、EHFカップ、EHFチャンピオンズトロフィーの主催など。ヨーロッパはハンドボールが盛んな地域であるだけに、これらの地域大会でもハイレベルなプレーが繰り広げられています。

アジア(AHF)

アジア(AHF)

アジア各国のハンドボール競技界をまとめる団体は、アジア・ハンドボール連盟(Asian Handball Federation)、略称「AHF」。1974年(昭和49年)にイランで設立されました。本部はクウェート国。2014年(平成26年)2月時点での加盟は約40ヵ国・地域。会長はクウェート国のシェイク・アームド・アルファハド・アル・サバハ氏、事務総長はパキスタン・イスラム共和国のモハムド・シャイフィク氏が務めています。

事業内容はアジア・ハンドボール選手権の主催など。男女、ジュニア、ユース、ビーチで各選手権大会を行なっています。日本は一度も参加したことがない「アジア・クラブリーグ選手権」はアジア各国にあるクラブのチャンピオン同士が競う大会で、AHFの主催により1998年(平成10年)から毎年開催されています。

アメリカ(PATHF)

アメリカ(PATHF)

アメリカ地域のハンドボール競技界をまとめる団体で、正式名称はパンアメリカン・チームハンドボール連盟(Pan-American Team Handball Federation)、略称は「PATHF」。1973年(昭和48年)に設立。北アメリカと中央アメリカ、カリブ海、南アメリカのハンドボール協会による連盟です。2014年(平成26年)8月現在、加盟はキューバ、コスタリカ、カナダ、アメリカ合衆国、アルゼンチンなど約25ヵ国。PATHFの事業内容は、男女、ジュニア、ユース、ビーチの各パンアメリカハンドボール選手権や、パンアメリカ競技大会ハンドボール競技の開催など。

とりわけ、南アメリカは南アメリカ・ハンドボール連盟(COSBA)の活動も盛んです。1920年(大正9年)代にもハンドボールの活動が記録されている伝統国、アルゼンチンや、2013年(平成25年)の世界女子選手権の優勝国であるブラジルなどを擁する地域であることから、今後も躍進が期待されます。

オセアニア(OCHF)

オセアニア(OCHF)

オセアニアのハンドボール競技界をまとめるのは、オセアニア大陸ハンドボール連盟(Oceania Continent Handball Federation)、略称「OCHF」です。設立はEHF設立の2年後となる1993年(平成5年)7月。国際的なハンドボール連盟としては一番新しい組織です。2014年(平成26年)9月現在で、OCHF加盟は約15ヵ国。オーストラリア、ニュージーランド、サモア、バヌアツ、クック諸島、パプアニューギニア、タヒチなどの各ハンドボール協会が加盟しています。オリンピックへの出場枠はまだなく、世界選手権には男子が1枠与えられています。

事業内容は男女のオセアニアハンドボールネイションズカップ、男女のオセアニアハンドボールチャンピオンズカップの開催など。オセアニアでのハンドボールのさらなる普及や、オリンピックへの参加権利の獲得活動にも努めています。

国内団体

国内団体

日本ハンドボール界のトップ組織として各団体をまとめるのは、日本ハンドボール協会(JHA)です。その下に北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州の地域ハンドボール協会と、全日本社会人・全日本学生・日本車椅子・全国高専の各ハンドボール連盟、全国高等学校体育連盟ハンドボール専門部、日本中学校体育連盟ハンドボール部が属します。また、国内最高リーグである日本ハンドボールリーグを統括する日本ハンドボールリーグ機構(JHL)もJHAの管理下にあります。

国際オリンピック委員会(IOC)に属する日本オリンピック委員会(JOC)は、JHAを統括する立場にもあるため、両組織は連携しています。ここではそれらの各国内団体について、概要をまとめました。

日本ハンドボール協会(JHA)

日本ハンドボール協会(JHA)

正式名称は、公益財団法人日本ハンドボール協会(Japan Handball Association)で、略称は「JHA」。前身は1938年(昭和13年)に設立された日本送球協会。国際ハンドボール連盟(IHF)、アジア・ハンドボール連盟(AHF)、日本体育協会、JOCの加盟団体。

国内のハンドボール競技界をまとめ、ハンドボールの普及を図ることをめざしています。また、ハンドボールによって「児童・青少年の健全な育成及び国民の心身の健全な発達に寄与し、体力の向上と豊かな人間性を涵養すること」を目的として掲げています。事業内容は日本ハンドボール界を代表する団体としての国際的な活動をはじめ、国内ではハンドボール競技の全国大会の開催、競技規則についての制定、用具や施設設備の検定と認定、指導者やレフェリーの養成と資格認定など。ハンドボールの競技力の強化を図る活動や、ハンドボールに関する宣伝・啓発活動と刊行物の発行も担っています。

日本オリンピック委員会(JOC)

日本オリンピック委員会(JOC)

オリンピックにかかわる国内最高組織で、英名はJapanese Olympic Committee、JOCと略されます。「すべての人々にスポーツへの参加を促し、健全な肉体と精神を持つスポーツマンを育て、オリンピック運動を力強く推進すること」を理念とし、オリンピックを通じて世界平和の維持や、国際友好親善に貢献することをめざしています。

活動内容は、スポーツ振興を目的とした、国内スポーツ選手の育成と強化。国際総合競技大会等への選手派遣事業など。オリンピックの宣伝活動として、オフィシャルマガジン「OLYMPIAN」の発行や、スポーツの楽しさを知るイベントを行なうなど、「オリンピックムーブメント」の推進にも取り組んでいます。

ハンドボールについては、1972年(昭和47年)のミュンヘンオリンピック以来のオリンピックへの選手団派遣、JOCジュニアオリンピックカップハンドボール大会の開催などを行なっています。

日本ハンドボールリーグ機構(JHL)

日本ハンドボールリーグ機構(JHL)

国内トップのハンドボールリーグ「日本ハンドボールリーグ(Japanese Handball League)」、略称「JHL」を運営・統括する組織。ハンドボール競技力のさらなる向上をめざすと共に、国際的な試合でも負けない日本人プレーヤーの育成に取り組んでいます。具体的な事業内容は、JHLの試合運営や広報活動、オリンピックや世界選手権に向けた競技力の向上、東アジアハンドボールクラブ選手権へのチーム派遣、ジュニア層や学生のためのハンドボール競技の環境づくりなど。

JHLは1976年(昭和51年)発足。2014年(平成26年)8月現在、大同特殊鋼(株)トヨタ車体(株)大崎電気工業(株)など男女16チームが所属。国内最高峰の実業団チームが勝敗を競い、観戦することもできます。プロリーグではありませんが、個別にスポンサー契約をしているプロ選手や、日本代表選手たちが活躍しています。

都道府県ハンドボール協会

都道府県ハンドボール協会

日本全国47の都道府県にそれぞれあるハンドボール協会。北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州の地域ハンドボール協会の管理下にある団体です。各地にあるハンドボールクラブや団体をエリアごとにまとめ、全国区での大会運営や規約改定の連絡、事務処理などを行ないます。また、管轄する地域内においてのハンドボールの普及・発展を担う役割もあり、地域内での大会を主催・運営したり、指導者の育成にあたったりします。登録するチームの指導や、チーム同士の親睦を図るなどの取り組みも見られます。具体的な活動内容や会規則は都道府県によって異なる面もあります。

地域のクラブは各都道府県ハンドボール協会に登録することで、日本ハンドボール協会が主催する大会などに参加する権利を得られます。

全日本社会人ハンドボール連盟

全日本社会人ハンドボール連盟

国内最高峰のJHLであってもプロリーグではないという、社会人ハンドボールの実状をふまえ、2010年(平成22年)4月に設立された新しい組織。社会の景況感や世論の変化などによって影響を受けやすい社会人のハンドボール界を支え、活動を促進する目的で生まれました。創設者は日本ハンドボール協会。事業内容は、2011年(平成23年)以来行なっている「高松宮記念杯 全日本社会人選手権大会」主催など。

全日本社会人ハンドボール連盟へのチーム登録は3クラス制を採用。A~Cは登録料金により区分されます。2014年(平成26年)度の募集要項では、最上位のAクラスは先述の「高松宮記念杯 全日本社会人選手権大会」への出場権があり、Bクラスは「全日本社会人ハンドボールチャレンジ」への出場権があり、Cクラスは全国大会へは出場しないチームとなっています。

全日本学生ハンドボール連盟

全日本学生ハンドボール連盟

1957年(昭和32年)発足の歴史ある組織。「全日本学連」と略されることもあります。加盟対象は大学生のハンドボールクラブチーム。プレーをする大学生やクラブ関係者などから全国組織の結成を要望する声が上がったことから生まれた組織であり、関東と関西の各学生ハンドボール連盟21校による「全日本学生連盟」が前身。日本ハンドボール協会の資料では、2009年(平成21年)1月時点で、登録する大学生チームは男女合計で342チームとされています。全日本学生ハンドボール連盟への登録は有料で、登録すると「全日本学生ハンドボール選手権」への参加権が得られるなどのメリットがあります。

発足当初から主催していた「東西学生王座決定戦」は、1968年(昭和43年)に終了。現在は学生選手権大会(インカレ)の主催や世界学生選手権への選手派遣などを行なっています。

全国高等学校体育連盟ハンドボール専門部

全国高等学校体育連盟ハンドボール専門部

1948年(昭和23年)創設の全国高等学校体育連盟のなかの一部門。2年目の1950年(昭和25年)に初めて専門部が設けられ、そのひとつとして、ハンドボール専門部が誕生しました。同年設置されたのはハンドボールの他、陸上競技や体操、バスケットボール、バレーボール、卓球、サッカーなど11専門部。

同連盟の目的は、「高等学校生徒の健全な発達を促すために、体育・スポーツ活動の普及と発達を図ること」。主に競技力の向上や生涯スポーツ実践の基礎づくりなどを行なっています。2014年(平成26年)8月現在の登録学生数は約120万人。

ハンドボールにかかわる事業内容は全国高等学校総合体育大会(インターハイ)夏季大会の開催、全国高等学校ハンドボール選抜大会の共催、指導者の育成など。

日本中学校体育連盟ハンドボール専門部

日本中学校体育連盟ハンドボール専門部

日本中学校体育連盟とは、1955年(昭和30年)に「全国中学校体育連盟」として発足し、1989年(平成元年)に財団法人日本中学校体育連盟となり、さらに2011年(平成23年)に公益財団法人として認定された団体です。目的は「全国中学校生徒の健全な心身の育成、体力の増強及び体育・スポーツ活動の振興を図り、もって中学校教育の充実と発展に寄与すること」。ハンドボール専門部は、そのなかの一部門。加盟する中学校のハンドボール部は2013年(平成25年)度の調査で男子723校、女子687校となっています。

日本中学校体育連盟が主催する全国中学校体育大会では、夏季大会にてハンドボール競技を実施。この他、中学校の体育についての調査研究、各地域の情報交換、広報活動などを行なっています。

全国高専ハンドボール連盟

全国高専ハンドボール連盟

高等専門学校(高専)のハンドボール部などをまとめる組織のひとつで、日本ハンドボール協会(JHF)に加盟する組織のひとつ。

同団体は、体育大会などを通じて、高専の充実や発展に貢献することをめざす「全国高等専門学校体育協会」のハンドボール専門部であり、2002年(平成14年)にJHFに加盟。2012年(平成24年)4月に「高等専門学校連合会」と統合することで、現在は「全国高等専門学校連合会」となっています。それに伴い、JHFにおける高専のハンドボール専門部は「全国高専ハンドボール連盟」へと名称変更しています。事業内容は、「全国高等専門学校体育大会」のハンドボール競技の主催やサポートなど。

ちなみに、高専の学生は3年生までは高校生を対象とした大会に、4・5年生は大学生を対象とした大会に参加できます。

日本車椅子ハンドボール連盟

日本車椅子ハンドボール連盟

北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州地区にて行なわれる車椅子ハンドボール競技を統括する連盟。車椅子ハンドボール競技の普及とさらなる振興を目的に、2003年(平成15年)3月に設立されました。車椅子ハンドボール競技について日本を代表する団体であり、国際大会への選手派遣なども行なっています。日本ハンドボール協会の加盟団体であり、日本障害者スポーツ協会の準加盟団体です。

主な事業内容は、「日本車椅子ハンドボール競技記念大会」(2008年[平成20年]に厚生労働大臣賞 日本車椅子ハンドボール競技大会に名称変更)の開催、競技規則の制定や解説、デモンストレーションを含めた競技の普及や指導、用具の公認や斡旋、指導者やレフェリーの育成と資格認定など。