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国際大会の特別ルール



どの国のチームでも条件をそろえて公平に勝敗を競えるよう、ハンドボールの基本的なルールは国際ハンドボール連盟(IHF)によって規定されています。ルール改定があると、日本ハンドボール協会を通して国内へも伝達されます。

こうした国際ハンドボール連盟(IHF)が規定するハンドボールの国際基準に加え、国際大会では独自のルールが採用されることがあります。例えば、相手チームの本拠地で戦う場合のデメリットを考慮した「アウェイゴール」方式など。また、国を代表するチーム同士で戦うとき、国内選手の出場機会を多くして外国人選手ばかりにならないように設けられる「外国人選手枠」などがあります。ある国の代表選手として出場するための外国籍の取得についても規定が設けられています。

国際的な活躍をめざすプレーヤーなら知っておきたい、これら国際大会の特別ルールについてご紹介します。

アウェイゴール

アウェイゴール

国籍の異なるチーム同士が対戦するとき、試合会場が相手チームの本拠地であると「アウェイ」と言います。逆に、試合会場が味方チームの本拠地なら「ホーム」と呼びます。このアウェイとホームで各1試合ずつ行なうのが「ホーム&アウェイ方式」で、このホーム&アウェイ方式でよく採用されるルールが「アウェイゴール」です。

アウェイゴールは、2試合を終えても1勝1敗や2引き分けで、かつ、得失点差も同数であるという状況で、アウェイでどれだけ点数が採れたかを比べて、その点数が多いほうを勝ちとするルールです。アウェイでの試合は相手チームの応援の雰囲気にのまれやすく、気温や湿度などの違いからコンディションを整えにくいなど不利な面が多いため、アウェイでの得点を重くとらえる、という考え方から成り立っています。アウェイゴールのルールを用いられる場合は、事前に大会規定に明記されます。

復審制

復審制

ひとつの試合で2名のレフェリーを配置すること。国際大会で標準となっているルールで、1967年(昭和42年)に試験的に採用され、1969年(昭和44年)から本格的に導入されました。

導入の主な理由は、ハンドボールのスピード感が年々上昇していること、オフェンス・ディフェンス共に技術の向上がなされていること、プレーヤーの大型化などからです。それ以前は1名のレフェリーがジャッジを下していましたが、より正しく公平な判定を行なうために考案されました。

2名のレフェリーは約5分ごとにサイドを交代し、2名が異なるジャッジを表明した場合はより重いほうのジャッジが採用されることになっています。

また、レフェリー1名の方法を「主審制」と言います。主審制の場合は、ゴール脇にゴールレフェリーを配置することもあります。

外国人選手枠

外国人選手枠

外国人選手が何名まで試合に出場できるか、ベンチメンバーとしてエントリーできるかを規定するルールのことを「外国人選手枠」と言います。大会の主催者側から決められる場合と、出場チームのほうで決める場合があります。オリンピックの日本代表チームなど、国を代表するチームとして出場するときには、当該国の国籍を持つプレーヤーのみ、と限定されることが多いようです。こうした外国人選手枠の規定は、主に国際ハンドボール連盟や国際オリンピック委員会、日本オリンピック委員会によりなされます。

日本の国内最高峰の実業団リーグ「日本ハンドボールリーグ」では、外国人選手のベンチエントリーは2名まで、コートに出場できるのは1名までとなっています。また、日本の中学校や高等学校で就学して卒業した人物については原則、「外国人選手」には該当しません。

スリーイヤーズルール

スリーイヤーズルール

ある国の代表選手として国際大会に出場すると、出場したその大会最後の試合から3年間は他の国の選手として出場することができません。これを「スリーイヤーズルール」と言います。国際試合に出場するために、生まれ育った国とは異なる国の国籍を取得することを「帰化」と呼びますが、他の国に移転して国籍を取得し直した「帰化」選手であっても、スリーイヤーズルールの該当年数のうちは国際大会には出場できません。

世界選手権、オリンピックなどの公式な国際大会への出場のための国籍変更について、国際ハンドボール連盟(IHF)は制限していませんでしたが、2011年(平成23年)より代表選手としての国籍変更は1回までと規定しました。この規定がなされる前には、1988年(昭和63年)のソウルオリンピックでユーゴスラビア男子代表として出場したイストック・プッチ選手が、1996年(平成8年)のアトランタオリンピックではクロアチアから、2000年(平成12年)のシドニーオリンピックではスロベニアからと2度国籍を変更して出場した例もあります。

プロテスト

プロテスト

プロテスト(protest)=「異議を申し立てる」、「抗議をする」などの意味がある言葉。ハンドボールの国際大会でも、レフェリーの判定などについて試合後に抗議や異議を申し立てる場合に「プロテスト」ルールが設けられています。国際的な規定によるプロテストは、試合が終了してから60分以内に文書にて行なうのが原則。抗議料金として規定額のスイスフランを添えて申し出ることになっています。

過去には、2007年(平成19年)の北京オリンピックハンドボールアジア予選にて、日本と韓国のハンドボール連盟が連名で国際ハンドボール連盟(IHF)に対して行なったプロテストが有名。レフェリーの不正なジャッジが連続し、国際審判員の資格を持たないレフェリーが試合に採用されていたことなどを問題視し、映像を証拠として提出したことなどから抗議内容が認められ、2008年(平成20年)に同予選の一部について再試合が開催されました。