ご希望の体育館・武道館情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

スポランド
体育館・武道館
トップページへ戻る
トップページへ戻る

体育館情報

ハンドボールのオフェンス



ハンドボールはたくさん点を獲得したほうのチームが勝ちというスポーツ。そのためにシュートをたくさん打ち、ゴールにボールを打ち込めるよう狙うのですが、これが簡単にはいきません。単に力を込めて速いスピードで投げ込むだけではキーパーやディフェンスに阻まれてしまいます。なぜなら、ハンドボールはゴールから約6m離れたゴールエリアラインから外側でシュートを打つというルールがあり、キーパーにシュートを読まれることでシュートを阻止されやすいからです。

そこで、ハンドボールの先人たちの努力と研究により、様々なオフェンス技術が編み出され、磨かれてきました。おぼえておきたい基本的なテクニックからプレーヤーならきっと憧れる華麗なシュートまで、シュートやフェイントの用語について解説します。

シュートの基本

シュートの基本

シュートとは、ゴールにボールを打ち込むこと。ゴールから約6m離れたゴールエリアラインの外側から打つことが原則です。ただし、ジャンプして空中でゴールエリアラインを越えることは許されています。

相手キーパーの守備に対抗するには、どんなシュートを打つ場合でも、キーパーが構える方向に対して違った方向へ打ち込むことが基本です。スピーディなディフェンスの動きに負けないよう、パスを受けたらすぐシュートを打つなど、オフェンス側がパス回しやシュートへのつなぎをよりスピーディにすることも肝要。一瞬のロスを省くことで、ディフェンダーやキーパーが万全の位置に着く前にシュートが打てるようになります。

また、キーパーが動くタイミングや飛ぶ高さに合わせないよう意識することなどが成功のコツです。

アンダーハンドシュート

アンダーハンドシュート

野球の「アンダースロー」のように、下方から投げるシュートのこと。ディフェンダーが手を上に挙げてガードしているとき、上から打つと見せかけて下から打ちます。これにより、ディフェンダーの脇に空いたスペースからシュートが打てるうえ、キーパーの不意を突くこともできます。

アンダーハンドシュートは、まず、両手でキャッチしたボールを利き手に持ち替えて後ろに引きながら、ステップを踏み出して腰を落とします。投げる腕のひじを一度上げてから、サイドの下方を通るように腕をしならせてボールを投げ込みます。このとき、体重をステップに合わせて前にかかるよう移動させ、体全体でシュートを打ちましょう。方向のコントロールは手首のスナップを利かせて行ないます。肩越しに投げるシュートよりも力強さは劣るものの、ディフェンスを惑わす効果が期待できます。

クイックシュート

クイックシュート

基本のシュートのようにステップを踏むのではなく、より早いタイミングで打つシュートのこと。守り慣れたシュートとは異なるタイミングで打たれるので、ゴールキーパーやディフェンダーは裏をかかれてしまう、というメリットがあります。

クイックシュートはまず、味方からのボールをシュート体勢に移しやすい場所でキャッチすることが第一。そしてすぐにシュートのステップを踏み出します。例えば、通常のジャンプシュートなら飛び上がって一番高い位置からシュートを打ちますが、クイックシュートではジャンプの上がり際でシュートを投げてしまいます。全身を使って打つ通常のシュートより力が入れにくい分、腕を後ろに引き、大きく投げ下ろすことでパワーを込めるよう努めましょう。手首のスナップを利かせ、方向のコントロールを取ります。

サイドシュート

サイドシュート

サイド寄りのポジションから打つシュートのこと。サイドの位置からであれば、ジャンプシュートやクイックシュートなど、どのシュートテクニックを使ったものでも「サイドシュート」に該当します。

センターポジションからのシュートよりも角度が小さくなるため、ゴールキーパーに阻まれずにゴールを決めるにはコツが必要です。例えば、プロンジョンシュートをすることでセンター側にジャンプして角度を増やす工夫などがよく見られます。また、ゴールキーパーの裏をかいて隙を作るために、幅広いテクニックを身に付けておくことが大切です。

シュートの角度を大きく取れるよう、ポジション設定の段階で右サイドには左利きのプレーヤー、左サイドには左利きのプレーヤーを配置することが多いようです。

サドンシュート

サドンシュート

ハンドボールではジャンプしてボールを受け取った場合、着地した足は「0歩」としてカウントされます。これを「ゼロステップ」と言い、このゼロステップからすぐに打つシュートを「サドンシュート」と呼びます。クイックシュートの一種です。国際試合など一流のプレーヤーが見せる難易度の高いテクニックです。

サドンシュートは、味方プレーヤーからのパスをジャンプして体の正面でキャッチし、空中にいる間にシュートコースを見定めます。そのまま両足で着地しながらボールを利き腕で持って後ろへ引き、シュート体勢をとります。ディフェンダーの手足の動きを見ながら、その隙をねらって打ち込みます。体を前に倒しながら投げ込むことで全身の力を少しでも込めることができます。

ジャンプシュート

ジャンプシュート

ジャンプして高い位置から打つ迫力のあるシュート。走りながらボールをキャッチし、そのスピードを保ちながらシュートを投げ込む腕と反対側の脚で踏み切ります。ジャンプしながらボールを持った腕を後ろへ大きく引き、頭上の一番高い位置から投げ込みます。ジャンプするときは前へ流れるように飛ぶとバランスを崩して力を入れにくいので、上方向に飛んで一番高い場所から打てるよう意識しましょう。腕だけでなく、全身をバネのように使うことで強さが加わります。

ゴールキーパーもつられて腰高になると、シュートの成功率が高まります。ディフェンダーの手の上を越えるのも有効ですが、ブロックしている両手の間を抜くイメージを持ち、落ち着いて打ちたいシュートです。

スカイシュート

スカイシュート

ジャンプしてパスを受け取り、そのまま空中で打つシュートのこと。パスを出す味方プレーヤーとアイコンタクトをとり、フリーの空間へ走り出し、ジャンプしたところへキャッチしやすい緩いパスを投げてもらいます。空中にいる間に両手でキャッチし、投げる腕にボールを持ち替え、わずかな振りかぶりでシュートを打ちます。

相手ディフェンダーが他のプレーヤーに引き付けられているときなど、フリーの空間を見付けやすいときに行なうのが有効です。ジャンプの一番高い位置でパスを受け取り、ゴールキーパーの動きを見ながらコースを定めてシュートを打つと成功しやすくなります。

難易度が高く、プレーヤーにとっていつかは身に付けたい憧れのテクニックのひとつと言えるでしょう。

ステップシュート

ステップシュート

基本となるシュート。ステップで体勢を整えて十分なシュート準備をしながら、素早く打ち込める安定感が魅力です。ジャンプをしないので高さはないものの、スピーディで力強いシュートが打てるため、相手ディフェンダーやゴールキーパーの動きに先行することができます。

ステップシュートはまず、パスが飛んで来た方向に体を向けてボールをキャッチ。利き脚を後ろや前に回して1歩目のステップを踏み、反対の脚で2歩目を大きく出しながらボールを持った腕を後ろへしっかり引きます。前脚に体重をかけながら全身の力を込めてシュートを打ちます。投げるときに手首のスナップを利かせて、方向をコントロールしましょう。

慣れてくると、走りながらシュートを打つ「ランニングシュート」へとアレンジさせることもできます。

スパイクシュート

スパイクシュート

バレーボールのアタックのように、ジャンプしてボールを手でたたくようにして打つシュートのこと。ゴールエリア内の空中にボールがあるとき、ボールに向かってジャンプし、一度キャッチすると着地したときに足がゴールエリア内に入ってしまい反則となります。そのため、キャッチすることなくすぐにたたき付け、シュートを打ちたいときなどに有効です。ボールをキャッチする一瞬のロスを省くこともでき、スピーディなプレーができるという点でも効果があります。ただし、手で持って投げるシュートよりも方向をコントロールするのに慣れが必要です。小さくて重いというハンドボールの特性上、無理な姿勢で打つとプレーヤーが手首などを痛めてしまう心配もあり、日ごろの練習でコツを掴んでおくことが大切です。

バックシュート

バックシュート

背中側から打つシュート。バックパスと同様に、相手チームの不意を突くことができる、やや難易度の高いテクニックです。

バックパスは、シュートを打つ利き腕と同じ方向へステップを踏み出しながら、利き腕でボールを持ってジャンプし、腕を大きく後ろへ引きます。さらに腕を振り上げて通常通りシュートを狙うよう見せかけることで、ゴールキーパーがつられて前に詰めてきます。空中でゴールキーパーの動きを確認したら、振り上げた腕を下ろして背中側へまわし、腕の振りに合わせてスッとボールを投げ出します。

体の向きや目線は変えないことが大きなポイント。また、最初に利き腕と同じ方向へステップを踏み出すことで反対側のスペースが空き、体の後ろからシュートが打ちやすくなります。

ブラインドシュート

ブラインドシュート

ブラインド(blind)=目隠しをするもの、という意味。ゴールキーパーから見たとき、ディフェンダーや間からボールが急に出てきたように打つシュートです。ゴールキーパーと自分の間にディフェンダーがいる状態で、ディフェンダーを「目隠し」として利用し、シュートモーションをゴールキーパーに見せないようにします。ゴールキーパーの予想を裏切れるよう、ディフェンダーの脇下だけでなく、股下や肩上ギリギリのスペースなど、どこでもいろいろなスペースからゴールを狙えるように練習するのがポイントです。ディフェンダーが壁となっている分、シュートコースが限定されてしまうために多用はされませんが、相手の不意を突く攻撃として組み込むのに有効です。

プロンジョンシュート

プロンジョンシュート

ジャンプして滞空している間に、体の角度を変えて打つシュート。ゴールキーパーの手や脚の動きを見ながら、空いた隙間からボールを投げ込みます。ポストプレーヤーやサイドプレーヤー(ライトサイド、レフトサイド)が得意とすることが多く、シュートを打つときに前にディフェンダーがおらず、ゴールキーパーと1対1の状態になった場面でよく見られます。ゴールエリアラインのギリギリの位置で踏み切って横方向に飛び、体を横に倒し、飛びながらゴールキーパーの動きをよく見極めます。ゴールキーパーが前に詰めてきたらチャンス。その脇や股下などを狙います。

成功するためには、ジャンプの滞空時間をできるだけ長くとれるようトレーニングを積むこと。体勢を崩してシュートを打つため、打ち終わったあとにケガをしないよう、着地の練習をしておくことも大切です。

ポストシュート

ポストシュート

ポストプレーヤーのポジションから打つシュートのこと。ポストポジションは通常、オフェンス中は相手ディフェンダーの真ん中に入り、ゴールキーパーに背を向けて立つことが多くなります。パスを受け取ってから振り向いてすぐにシュートを打つことになることや、ディフェンダーに囲まれて引っ張られたり、掴まれたりしながらのプレーになるため、ポストシュートには特有の難しさがあると言われています。例えば、ポストシュートはゴールキーパーの動きを一瞬で見極めなければなりません。また、ゴールエリアライン際に立っているため、ステップを踏まずにシュートを打つ技術が要ります。

しかし、ポストはゴールエリアライン(6mライン)のセンターあたりであるため、ゴールへの距離は近く、ノーマークでシュートを打てるなどのメリットがあります。

ミドルシュート

ミドルシュート

ミドルシュートとは、ゴールから約9m離れたフリースローライン(9mライン)あたりから投げ込まれたシュートのこと。ハンドボールではゴールから約6m離れたゴールエリアラインあたりからシュートを打つことが多いので、「やや距離のあるシュート」という意味を込めて呼ばれています。さらにゴールから遠い位置から打つシュートは「ロングシュート」と呼ばれ、通常、約12m離れたあたりから打ち込まれるロングシュートのことを指します。いずれもシュートの力強さと速さ、正確なコントロールがものを言います。

ミドルシュートやロングシュートは、相手チームの予想を裏切ることができ、オフェンスパターンが増えます。また、ミドルシュートを打てるプレーヤーがいると、相手ディフェンダーが警戒して前へ出てくるなどの効果が期待できます。

ループシュート

ループシュート

ゴールキーパーの頭上にふわりと浮かせてゴールを狙うシュート。ゴールキーパーが体を張ってディフェンスをしようと前に詰めて来たときなどに有効です。

やり方はまず、走りながら味方からのパスをキャッチし、スピードを緩めずにそのまま踏み切り、ジャンプシュートをするように見せかけます。利き手でボールを持って大きく腕を引き、あたかも強打を打つようにモーションを取るのが重要です。ジャンプしながら空中でゴールキーパーが前に詰めて来たのを確認したら、ボールをふわりと投げて、ゴールキーパーの頭上を抜きます。

ループシュートは、ジャンプして高い位置から行なうのがポイント。ジャンプをせずにボールだけをふわりと投げると、ゴールキーパーに容易に阻まれて失敗しがちです。

フェイントの基本

フェイントの基本

フェイントとは、相手を惑わす動きのこと。ディフェンスを抜いて前に進めれば、オフェンス力は格段に上がります。このため、フェイントはディフェンスを抜くために必ず身に付けておきたい技術のひとつと言えます。スピード感やパワーが重要視されるハンドボールですが、ときには相手ディフェンスと動きのタイミングを外すように、わざとスピードを緩めることもあります。また、シュートを打つと見せかけて、パスを出すなど、ヨーロッパのプロリーグなどでは各プレーヤーが多種多様なフェイントを見せてくれます。

フェイントの基本とされるシュートフェイントをはじめ、その他、試合でよく使われるものにステップフェイントなどがあります。いずれも、パスを受け取るときにディフェンダーの正面から少しズレている位置でキャッチするのが基本です。

オーバーフェイント

オーバーフェイント

フェイントをさせまい、とする相手ディフェンダーの動きを利用して抜き去るテクニック。フェイントを阻む方法として、ディフェンダーは間合いを詰めるのが有効とされています。この間合いが詰まった状態から、オフェンスのプレーヤーがボディコンタクトを取ることで相手ディフェンダーを抜きます。

例えば、フェイントをかけるように左にステップを踏むと、相手ディフェンダーはフェイントで左右に抜かれないように間合いを詰めながら両腕を伸ばします。オフェンスのプレーヤーはボールを持っていないほうの腕で、ディフェンダーの腕を振り払いながら右に抜きます。ボールを一度床にバウンドさせるなどしてオーバーステップにならないよう気を付けましょう。

ジャンプフェイント

ジャンプフェイント

ジャンプシュートを打つふりをして、相手ディフェンダーをかわすテクニック。まず、シュートを打つためにステップを踏んで跳び上がって、ボールを持った利き腕を後ろへ大きく引きます。ディフェンダーがシュートコースを阻もうとジャンプしてきたのを見届けたら、後ろに引いた腕からボールをそのままスッと落とします。着地してボールをキャッチし、ディフェンダーが対応する前にスピーディにシュートやパスへと切り替えます。

実際にジャンプシュートを打つときと同様に、大きくモーションを取ることがポイントのひとつです。ジャンプしたあとはボールをワンハンドでキャッチし、すぐに次の動きへ入るようにしましょう。ジャンプシュートならではの大きなモーションで、自分の前にいるディフェンダーのみならず、周りのディフェンダーをも引き付けられるとベストです。

シュートフェイント

シュートフェイント

シュートを打つと見せかけて、ディフェンダーを抜き、パスを出したり再びシュートを打ったりするなど他の動作をするフェイントのこと。ステップシュートやランニングシュートなど床に足が付いた状態でシュートモーションからの変形になります。

成功のコツは、パスを受け取るときにディフェンダーの体の中心より左右どちからにズレている位置で受け取ること。例えば、相手ディフェンダーに対して左寄りの位置で受け取って、そのまま左側を抜くようなシュートモーションを見せます。ディフェンダーは腕を伸ばすだけではシュートコースを阻めないので、左へ大きく体を寄せてきます。それを目で確認したら右へ切り替えることでディフェンダーを抜くことができます。

ステップフェイント

ステップフェイント

フェイントの基本とも言えるテクニックで、試合中に頻繁に見られます。左右どちらかの方向へ行くと見せかけて、反対サイドへ切り替えて相手ディフェンスを抜きます。例えば、左サイドから相手ディフェンスを抜きたい場合は、まずディフェンダーの体の中心より右側でパスを受け取ります。そして右へ大きくステップを踏んで右の方へ行くと見せかけます。このとき、ステップを踏む脚だけではなく上半身全体の重心を右にかけます。ディフェンダーが右に体を寄せたのを目で確認したら、左の方へドリブルで切り込みます。右サイドから抜きたい場合は、左へステップを踏んで左の方へ行くと見せかけて右へ切り替えて抜きます。目で確認をしながらスピーディに行なうことがポイントです。

ターンフェイント

ターンフェイント

体を回転させながら行なうフェイントです。例えば相手ディフェンダーに向かって左側に抜きたい場合、まず、右側からシュートを打ちに行くようなモーションを見せます。このとき、左脚をクロスさせて右側にステップを踏むようにします。次に、ディフェンダーに背中を向けて体を回転させます。そのまま右足、左足でステップを踏みシュートを打ったり、パスを出したりします。ポイントは、パスを受ける前に相手の動きをよく見て、相手ディフェンダーと体の位置を合わせないよう少し左側でキャッチすることです。さらに、背中を見せるときはディフェンダーと体をくっつけて、相手の位置を見失わないようにすることが大切です。3秒より長くボールを持っているとオーバーステップをとられるので、ボール保持時間にも注意します。