ご希望の体育館・武道館情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

スポランド
体育館・武道館
トップページへ戻る
トップページへ戻る

体育館情報

ハンドボールのパス



国際大会などで見られる華麗なパス回しはハンドボールの見どころのひとつ。ドリブルよりもパスシーンが多いのは、ハンドボールはボールを持ってから3秒以内に離さなくてはならないルールがあるためであり、相手チームを惑わすオフェンス(攻撃)に有利であるためでもあります。そのため、様々な名称のパスが研究開発されており、上達するためにはこうしたパス技術の習得が必須となっています。

パスの基本は、ひとつめにボールをしっかり握ること。手のひらを大きく広げ、ボールを手のひらに付けずに、指先でつまむように持ちます。親指と小指で挟むように持ち、他の3本の指は支えるようなイメージです。2つめに大事なのは、手首のスナップを利かせて投げること。ボールに逆回転をかけながらパスを出すと、相手がキャッチしやすくなります。

アンダースローパス

アンダースローパス

野球の技術として有名な「アンダースロー」は、下手で投げるテクニックのこと。このテクニックを使って行なうパスを「アンダースローパス」と言います。腰下の位置でパスを受け取ったあと、腕を肩上へ振り上げる時間が惜しいときなどに見られます。オーバースローによるパス回しが多いなかにあって、体の下のほうから投げ出されるアンダースローパスは相手の不意を突くフェイント的な要素もあります。

投げるプレーヤーは腰を折るのではなく、腰をしっかり落とし、姿勢を安定させて行なうことが肝心です。真っ直ぐに進んだり、下方へと落ちたりしていくオーバースローパスとは異なり、下から上へ浮き上がるような軌道を描くので、キャッチするプレーヤーにも慣れや技術が必要です。

サイドスローパス

サイドスローパス

ハンドボールではよく使われるベーシックなパスのひとつ。体の横からパスを出すテクニックです。例えば、相手チームのディフェンスが目の前で手を上げて壁を作っているときには、ディフェンダーの脇が空いています。ここをスルーさせて投げます。

サイドスローパスは、まず、投げる腕を後ろに引き、同じ側の足を軸にして体重をのせます。次に、投げる腕を頭上に振り上げながら、もう一方の足を前に踏み出します。ここで、腕を頭上からサイドへと動かして投げ出します。一度上に腕を上げたことで、相手ディフェンダーの腕を上に伸ばさせ、その不意を突いてサイドからスローすることができます。パスコースを安定させるには、ボールを投げ出すときにスナップをしっかり利かせることがコツです。

ジャンピングパス

ジャンピングパス

ジャンプして投げることで、相手ディフェンスの頭上を通って味方へつなげるパスのこと。正面のマークが厳しいときなどに有効なテクニックです。

ジャンピングパスは、ジャンプする前にコート内の状況を見極め、どこにパスを出すか決めておくのが基本。利き腕でボールを持ったら、利き脚とは反対の脚を軸にしてジャンプしながら腕を後ろに引き、腕を頭上へ回し、高い位置から腕を振り下ろすように投げ出します。投げたあとは両足で着地することで、次のプレーへスムーズにつなげます。ジャンプが一番高い位置に到達したタイミングでパスを出すことが成功のカギです。

慣れてきたら、ジャンプしてからコート内の状況を見極め、パスを出すこともできるようになります。

ショルダーパス

ショルダーパス

ハンドボールのなかでは最もベーシックとも言えるパス。安定した姿勢から肩越しに投げるパスであり、ショートパスからロングパスまで距離やスピードを調整しやすく、方向もコントロールしやすいのがメリットです。ゴールキーパーがボールをキャッチしたあと、味方へパスを出すときにもショルダーパスがよく使われています。

ショルダーパスのやり方は、まず、利き腕のほうの脚に重心をかけ、反対の脚を前へ踏み出しながら、ボールを握った利き腕を後ろに引きます。重心を後ろ脚(利き脚)から前脚へと移しながら、利き腕を肩越しに振り下ろすように投げます。手首でスナップを利かせて逆回転をかけると、スピードがありながらも受け取りやすいパスになります。

スピンパス

スピンパス

ボールに縦回転をかけながら投げるパスで、バウンドパスのときに使われるテクニックです。バウンドパスを投げたときにボールに回転がかかっていると、バウンドしたあとにパスコースが変化し、相手ディフェンダーを惑わすことができます。

スピンの基本は野球で言う「カーブ」のように、利き腕と反対の方向に回転するように投げること。すると、バウンドしたあと、利き腕と反対の方向に曲がって跳ね返ります。また、野球で言う「シュート」のように利き腕の方向へ回転をかけると、バウンドしたあと、利き腕の方向に大きく曲がって跳ね返ります。

例えば、自分と味方プレーヤー、その間に相手ディフェンダー、という直線上の並びで立っているとき、ディフェンダーの足元から遠い位置をめがけてボールを床に打ち付けておいて、跳ね返りは向こうにいる味方プレーヤーの位置に飛ばす、といったパスが出せるようになります。

タップパス

タップパス

「タップ(tap)」=軽くたたく、の意味の通り、たたくようにしてするパスのことを言います。味方プレーヤーから投げられたパスに対して、ボールをキャッチするのではなく、手のひらで弾くように押して、味方プレーヤーへパスを出します。

ボールをキャッチする一瞬のロスを省くことができるので、速攻などスピードが大切なコンビプレーで効果を発揮します。例えば、センターバックのプレーヤーがレフトやライトのプレーヤーからパスをもらい、素早くセンターにいるポストプレーヤーへパスを出したいときなどに有効で、ポストパスのひとつの方法としてよく使われます。また、パスをもらった味方プレーヤーにすぐ返すリターンパスをタップで出す、などの方法があります。

チェストパス

チェストパス

「チェスト(Chest)」=胸から押し出すように投げる強いパス。試合で様々なシーンで使われるベーシックなパスです。押すように投げることから、「プッシュパス」とも呼ばれます。ディフェンダーを引き付けて自分の持っているボールを守りながら、良い位置に付いている味方プレーヤーまで速くて正確なパスを出したいときなどに有効です。

チェストパスは、腕を後ろに引いたり振りかぶったりすることなく投げます。胸あたりでキャッチしたボールをそのまま、ボールの高さをほぼ変えないで胸の前から片手でボールを押し出します。手首のスナップを利かせると受け取りやすくなり、ボールの勢いが増すことで少し距離のある味方プレーヤーにもパスが出せます。

バウンドパス

バウンドパス

ボールを床にバウンドさせて行なうパス。パスコースの高さに変化が付いて、相手ディフェンダーが対応しづらくするのが目的です。正面にいるディフェンダーの向こうにいる味方プレーヤーにパスを出したいとき、ディフェンダーの脇下をねらって投げてバウンドさせる、などのプレーが可能です。上達すると、投げるときにスピンをかけ、バウンド後のコースを変化させることもできるようになります。

弾み方が激しいと受け取りにくくなることをふまえ、味方プレーヤーの状況に合わせて投げる強さやスピードを調整します。フィールドやボールによって、バウンド具合が異なるので、試合当日は会場での事前練習などでバウンド具合を確認しておくのがベターです。

バックパス

バックパス

自分の後ろスペースにいる味方プレーヤーに出すパスのこと。相手ディフェンダーにパスコースを読まれないよう、目線は前を向いたまま、肩越しに前へ投げると見せかけて、素早く後ろへ投げ出します。相手を惑わす効果が大きいテクニックですが、失敗すると相手にボールを奪われてしまうリスクが高いため、十分な練習が必要です。

バックパスはまず、ボールを投げる腕と逆側の脚を前に踏み出してシュートと見せかけ、相手ディフェンダーを引き付けます。次に、ボールを持った腕を振り、そのまま味方へスローします。手首のスナップを利かせないようにして、腕の振りのままスッと投げ出すようにしましょう。パス準備に入る前に、味方プレーヤーの動きを把握しておくことが肝心です。

ポストパス

ポストパス

テクニックそのものの名称とは異なりますが、ハンドボールのパスの概念として重要なワードです。ポストプレーヤーではない他のプレーヤーがポストプレーヤーに出すパスのことを「ポストパス」と呼びます。ポストプレーヤーは相手チームのディフェンス陣形の奥に切込み、攻撃の起点を作る役割を持つポジションです。そのポストプレーヤーにうまくパスを回せると、絶好の得点チャンスを作ることにつながります。つまり、コンビプレーを成功させるために、ポストパスは欠かせないものと言えます。

ポストパスはバウンドパス、スピンパス、ラテカルパスなど様々なパステクニックが駆使されます。ボールを受け取るポストプレーヤーと息を合わせることが大切です。

ラテカルパス

ラテカルパス

投げる方向を見ないで、腕の動きだけでパスを出すテクニックのことです。ボールを片腕でキャッチし、その腕でパスを投げます。ボールを掴んでいる手のひらが下を向いたような状態から、手首は返さずに、横へそのまま振って押し出すようにボールを投げます。パスコースが読みにくいため、相手のディフェンダーにカットされる確率を下げることができます。

ラテカルパスのポイントは、ボールをキャッチした高さのまま、ひじから手首までを使って素早く投げ出すこと。腕を後ろに引くなど、振りかぶる動作をしません。

また、シュートを狙っているかのように見せかけるため、目線はもちろん、ステップの足先もパスを出す方向ではなくゴールのほうに向けておきましょう。

ランニングパス

ランニングパス

走りながらボールをキャッチし、走りながら投げ出すパスのこと。しっかりと利き脚で重心を取るショルダーパスなどとは違い、姿勢が不安定な状態からパスを出すこともあります。コントロールを誤るリスクはあるものの、速攻などの場面で活躍するテクニックです。メリットは、相手ディフェンダーの様子を見ながら、パスを出すのに最適なときにすぐ投げ出せること。振りかぶりがコンパクトであることから、パスコースを相手チームに読まれにくくする効果も期待できます。

ボールをキャッチし、利き腕でボールを持って後ろに引き、頭上から振り下ろす。この一連の動作を、ランニングパスは走るスピードを保ちながら行ないます。手首のスナップを利かせて、力強く投げることで方向をコントロールするのがポイントです。

リードパス

リードパス

味方プレーヤーの動きを予測して、そのプレーヤーが走り込む少し前のスペースに出すパスのことを言います。空いているスペースにパスを出して、味方を走らせるイメージで使われる場合もあります。ハンドボールのみならず、サッカーやバスケットボール、アメリカンフットボールでも多用されています。こうしたパス出しができれば、ショルダーパスやバウンドパスなど、どのようなパステクニックで投げても「リードパス」に該当します。

プレーヤーによって、受け取って攻撃につなげやすいタイミングやスピード、強さ、距離感などがまちまちであるため、日ごろのチーム練習が不可欠。コミュニケーションを取って、ベストなリードパスを研究しておくと、成功しやすくなります。