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服装のルール・使用方法・選び方



ボクシングは競技中にかかわるルールや反則の他に、ボクサーの服装についても一定のルールが定められています。アマチュアとプロで服装の規定は大きく異なり、アマチュアの場合は国際ボクシング協会(AIBA)が定める服装規定の他、日本においてはAIBAに準じた日本ボクシング連盟(JABF)が定める服装規定も存在しています。

一方のプロボクシングでは、ボクサーに付いたスポンサーなどによってトランクスに模様や企業名が描かれるなどの自由度があり、見た目に派手な印象がありますが、完全に自由ということは無く、アマチュア程は厳密に定められてはいないものの一定のルールが存在します。

ここではアマチュアとプロそれぞれで設定されている、ボクサーの服装に関するルールをご紹介します。

アマチュア トランクス

アマチュア トランクス

アマチュアボクシングの選手が着用して良いトランクスの長さについては、「腿の半分くらいあるトランクス」と規定されています。短すぎたり長すぎたりしてはいけません。また清潔であることも条件のひとつとして設定されています。色については特に指定はありませんが、赤系統の場合は審判により制止される場合があります。アマチュアでは流血の判断をすみやかに行なうため、赤色が禁止されることが多くあります。また上半身に着るランニングシャツと同色のトランクスを着用する場合には、ベルトラインを明確に区別できるようベルト部分に色分けがなされている必要があります。伴ってランニングシャツはトランクスの中に入れる必要があります。

プロのボクサーが着用するような選手名やスポンサー名が書かれたトランクスは、アマチュアの場合は原則的に不可とされています。適切なトランクスを着用していなかった場合には、審判などにより出場停止の処分が下されることもあります。

アマチュア ランニングシャツ

アマチュア ランニングシャツ

アマチュアボクシングの場合は上半身にランニングシャツを着用することが義務付けられています。またボクシングのルール上、ベルトラインを明確にする必要があるため、ランニングシャツの裾はトランクスの中に入れる必要があります。なおランニングシャツとトランクスが同色だった場合には、トランクスのベルト部分が明確に色分けされていなければ競技を行なうことはできません。

なお女子の場合は少しルールが異なり、ランニングシャツではなくTシャツまたはノースリーブシャツを着用することが定められています。

ランニングシャツ(女子の場合はTシャツまたはノースリーブシャツ)は、トランクスと同様に清潔である必要があります。過度な模様が描かれている派手なものや赤系統のものは審判により「ふさわしくない」とみなされる場合があります。

アマチュア シューズ

アマチュア シューズ

アマチュアボクシングの服装規定ではシューズについて「スパイクのない柔軟なシューズ」と定めています。一般的に「ボクシングシューズ」として販売されているものを着用すれば問題ありません。

シューズについては、これ以外には明確なルールは定められていませんが、軽量であることが理想だとされています。フットワークを駆使するボクシングではシューズの軽さによって疲労度が大きく異なるためです。またリング上にはボクサーが出した汗が溜まることもあるため、グリップ力の強いものを選んだほうが良いと言われています。さらにボクシングではすり足のような動きを多用するため、底が浅く接地感があるタイプを選ぶのが理想です。

練習の段階ではスニーカーなどを着用することも多いとは思いますが、試合が近づいて来た際にはシューズに慣れる意味でも本番と同じシューズを着用して練習することが好ましいとされています。

アマチュア ヘッドギア

アマチュア ヘッドギア

アマチュアのボクシングでは、ランニングシャツやトランクス、ボクシングシューズなどと同様に、ヘッドギアの着用も義務付けられています。これはプロのボクシングと大きく異なる点です。着用が認められるヘッドギアは認定を受けた印があるものに限られます。なおヘアピンなどの金属を頭部に着用することは認められていません。女子の場合は髪を束ねる目的でゴムバンドなどを使用することのみ認められています。

なお国際的なアマチュアボクシングを管理する国際ボクシング協会(AIBA)では、19歳以上のアマチュアボクサーに限り、ヘッドギアの装着を不可とするルール改定を行ないました。これはヘッドギアを装着することで脳へのダメージを軽減することができるとする説に則ったもので、2013年(平成25年)6月から適用されています。

アマチュア グローブ

アマチュア グローブ

アマチュアのボクシングではプロと同様にグローブの装着が義務付けられており、基本的には10オンス(284g)とされています。ただしジュニアの部(日本ボクシング連盟が定める高校生の部のこと)に限りウェルター級からスーパーヘビー級の選手は12オンス(339g)のグローブを装着する必要があります。

なお女子の場合は年齢にかかわらずグローブの重さを10オンス(284g)としており、ウェルター級からヘビー級の場合に限り12オンス(339g)と定めています。また小学生は一律で10オンス(284g)、中学生は63キロ級以下を10オンス(284g)、66キロ級以上を12オンス(339g)としています。

グローブを構成する皮革の部分はグローズ全体の半分より軽くなければならず、また詰め物は半分より重い必要があります。

アマチュア マウスピース

アマチュア マウスピース

アマチュアのボクシングでは、マウスピースの着用が義務付けられています。日本ボクシング連盟(JABF)ではマウスピースのことを「ガムシールド」と呼んでいます。また一部では「マウスガード」と呼ばれることもあります。

マウスピースは赤色のもののみが禁止されており、近い色で無ければ基本的に色は自由とされています。赤色の場合は流血の発見が遅れてしまう可能性があるため、このように指定されています。

マウスピースは主に歯を覆って口内のダメージを抑制するために装着するもので、マウスピースが無ければ前歯を折ってしまったり、口内を歯で傷付けてしまったりして、ボクサーの体への負担が大きくなってしまいます。忘れてしまった場合なども含め、もしアマチュアボクサーがマウスピースを装着していないことが判明した場合、その時点で審判により失格が言い渡されます。

アマチュア ファウルカップ

アマチュア ファウルカップ

アマチュアボクシングにおいて、装着が義務付けられているもののひとつが「ファウルカップ」です。金的へのダメージを減少させる目的で装着する防具のことです。日本ボクシング連盟(JABF)では「カップ・プロテクター」と呼んでいます。ボクシングにおいて金的への攻撃は原則的に反則となりますが、不慮の事故などで偶然金的へ打撃が与えられる可能性があるため、体への深刻なダメージにならないよう装着することが求められています。

なお女子アマチュアボクシングの場合は、ファウルカップまたはカップ・プロテクターではなく、局部にフィットしたチェストガードを着用することが義務付けられています。こちらは胸部へのダメージを防ぐ防具です。胸部、特に乳房は筋肉では無いため、こうした防具が必要だとされています。

アマチュア バンテージ

アマチュア バンテージ

アマチュアボクシングではグローブと拳の間にバンテージを装着することが義務付けられています。選手はまずバンテージを拳に巻き、大会運営側の印を受けたあとにグローブを装着します。

バンテージは片手につき長さ2.5メートル以下、幅5センチ以下のものを巻きます。また同程度のサイズで有れば包帯で代用することもできますが、バンテージまたは包帯を留める目的で他のテープ類やゴム製のもの、粘着性膏薬などを使用することは禁止されています。許可されているのは長さ7.5センチ、幅2.5センチ以下の絆創膏で手首の上部を留めることのみです。またバンテージの末端5センチ程度がマジックテープになっているものに限り、使用が許されています。

バンテージは手首と拳を固定し、ボクサーの拳を守る目的で装着するものです。

プロ トランクス

プロ トランクス

プロのボクシングではトランクスについて細かな規定は無く、極端に長すぎなければ基本的にはどんなトランクスでも許可される傾向があります。プロの場合は後援会から贈られたものである場合や、スポンサーの企業名が刺繍されている場合などもあるため、厳密にルールとしては定めにくいという点があるようです。

昔は裾の短いものが多用されていましたが、近年では腿を大きく隠す長めのものが好まれる傾向があり、動きやすさを意識してか大きなスリットが入ったものが主流です。一応は観客から選手の見分けが付きやすいといった目的で、赤コーナー側(ランキング上位側)ならば赤っぽい色、青コーナー側(ランキング下位側)ならば青っぽい色が好ましい、と定めるプロ団体もあるようですが、最終的にはボクサーの好みを優先し、厳密に定めてはいません。

プロ ランニングシャツ

プロ ランニングシャツ

プロのボクサーは原則的に上半身裸で対戦し、アマチュアのようなランニングシャツの着用は認められていません。試合直前までシャツを着用するプロボクサーはいますが、試合が始まるまでに脱いで裸になる必要があります。

なお女子プロボクシングの場合は、アマチュアと同様にTシャツまたはノースリーブのシャツを着用するのが一般的ですが、ランニングシャツとスポーツブラを組み合わせる場合もあります。また海外にある一部のプロ団体では、ワンピースの形状をした衣装での対戦が許されている場合もあり、衣装のルールは団体によって大きく異なる状態です。女子プロボクシングについては本格的なスタートが始まったばかりですので、これからルールが固まってくると見込まれています。

プロ シューズ

プロ シューズ

プロのボクシングでもアマチュアと同じようにボクシングシューズの着用が求められていますが、これも他の衣装と同様、厳密に定められたものではありません。かつてマイナー団体のひとつ世界ボクシング基金(WBF)で活躍した日本人ボクサー、西島洋介山(のちにリングネームを西島洋介に改称)は、地下足袋型のシューズでプロのリングに上がってクルーザー級のチャンピオンになった実績があります。

しかしながらフェルトのリング上で華麗にステップを踏みながら戦うボクシングという競技の性格上、滑りにくく踏まれてもある程度は足を守ってくれる軽量なボクシングシューズが好ましいことは変わりません。なおアマチュアと同様にスパイクが付いたシューズの使用は認められていません。

プロ ヘッドギア

プロ ヘッドギア

プロのボクシングでは原則的にヘッドギアの装着が認められていません。そのため上半身裸、ヘッドギア無し、と言うのがアマチュアとプロの試合を見分ける手っ取り早い方法と言えます。しかし近年では国際ボクシング連盟(AIBA)が男子エリート層(19~40歳)アマチュアの国際試合では、ヘッドギアの装着を不可とするルール変更を行なっています。ヘッドギアはボクサーの頭部を守る目的で装着するものですが、頭部への攻撃が加えられた場合、ヘッドギアを装着していない場合よりも脳が揺らされやすいという点が指摘され、このような変更を行なったとされています。

なお女子プロボクシングの場合は、団体などによりヘッドギアを装着する場合が多くあります。対戦内容によっては頭部へのダメージが大きくなり、見苦しくなってしまうことを考慮してのものだと考えられます。

プロ グローブ

プロ グローブ

プロとアマチュアを問わず、ボクシングはグローブを装着して試合を行ないます。ただしプロの場合はアマチュアよりも軽いグローブを装着する傾向があります。

日本ボクシングコミッション(JBC)ではグローブの重さを階級ごとに設定しており、男子ヘビー級からウェルター級の場合は10オンス(283.5グラム)、スーパーライト級からミニマム級の場合は8オンス(227グラム)としています。また女子の場合はスーパーフェザー級以上を10オンス(283.5グラム)、フェザー級からアトム級を8オンス(227グラム)と規定しています。

ただしこの階級によるグローブの設定はプロ団体によって異なるため、団体をまたいだタイトルマッチなどが行なわれる場合には、両者の合意によってグローブの重さが決定されます。グローブは軽い程、素手に近くなり、ボクサーにとっては危険と言うことになります。プロの場合はノックアウトで決着した方が盛り上がるため、意図的にグローブを軽くする傾向があります。

プロ マウスピース

プロ マウスピース

アマチュアのボクシングと同様に、プロのボクシングでもマウスピースの装着は義務付けられています。ただし対戦中に頭部への殴打などのきっかけでマウスピースが外れて落としてしまった場合、アマチュアとは違ってそのまま対戦が継続されることがあります。その場合、レフェリーが認めた場合を除いて選手は次のインターバルまでマウスピースを装着できないことがあります。

マウスピース(「ガムシールド」と呼ばれることもあります)とは歯を覆うように装着する樹脂製のもので、歯そのものを打撃から守ることの他、自分の歯によって口内を傷付けることを防ぐものです。マウスピースを装着していない状態で顔面を殴られることは、口内で出血しやすいことに繋がってしまいます。

プロ ファウルカップ

プロ ファウルカップ

アマチュアのボクシングと同様に、プロのボクサーもファウルカップを装着します。ファウルカップは「カップ・プロテクター」、「ノーファウルカップ」と呼ばれることもあり、ほとんどの格闘技で装着が義務付けられています。

ただしファウルカップの形状などについて、細かくルールで規定されてはいません。それぞれのボクサーが自分にあったサイズのものを装着し、不慮の事故などで金的周辺に攻撃が及んだ場合、急所を守れるようにしています。

なお女子の場合は胸部を守るチェストガードを装着します。乳房は筋肉が無く、打撃によって攻撃が加えられることで女性の体を大きく傷付ける可能性があり、場合によってはホルモン異常などのトラブルが発生することがあるため、このような防具の装着が求められています。

プロ バンテージ

プロ バンテージ

アマチュアと同様に、プロのボクシングでもバンテージを装着します。バンテージはグローブと素手の間に装着し、ボクサーの拳を守る目的で装着するものですが、素手にテーピングを施した上でバンテージを巻く場合もあります。

凶器などを握りこんでグローブを装着しないよう、バンテージの装着には厳密な審査が行なわれており、タイトルマッチなどの場合には公式審判が見守る前でバンテージを装着するか、控え室でバンテージを巻く場合でも公式審判が同席しなければいけないなどのルールが設定されています。プロの場合はアマチュアのようにバンテージそのものの長さや幅などに統一ルーツは規定されていませんが、公式審判の許可を受ける形で巻くことで公平性を保っています。