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プロボクシングの大会



プロボクサーの場合は、アマチュアのように大規模な大会が開催されることは極めて少なく、またアマチュアの大会にプロボクサーが参加することは原則的に認められていません。

プロボクサーはプロボクシング団体が設定するランキング順位で競い合い、王者を目指しています。ただし「王者」または「王座」と言っても種類が多分にあり、各団体・各階級によってそれぞれ王者が存在するのはもちろんのこと、さらに同じ団体・階級でも「世界王者」の下に地域毎の王者をわざわざ認定しています。

プロボクシングの世界ではこうした王者(チャンピオン)等の名誉を「タイトル」と呼んでいます。プロボクサーは基本的にはこのタイトルを目指してボクシングに打ち込み、ボクシングファンの応援を受けて支えられています。

ここでは各団体が設定するタイトルについてご紹介します。

WBAインターナショナル王座

WBAインターナショナル王座

世界のプロボクシング団体のうち最も長い歴史を持つ世界ボクシング協会(WBA)が設定するタイトルの一種です。「インターナショナル(International)」は「国際的な」を意味する言葉ですから、そのまま直訳すれば「国際的な王座」と言う意味になりますが事実には反します。

もともとはWBAの傘下団体だったヨーロッパボクシング協会(EBA)が認める世界タイトルのことを特別に「WBAインターナショナル・タイトル」と呼んでいましたが、このタイトルはヨーロッパを対象としたタイトルであったため、ヨーロッパという一地方で争われるタイトルであるのにもかかわらず「インターナショナル・タイトル」と呼ぶことは事実との相違があり、なかなか定着しませんでした。やがて2004年(平成16年)あたりからは「インターナショナル」では無くシンプルに「EBAタイトル」と呼ぶようになりました。

WBAインターコンチネンタル王座

WBAインターコンチネンタル王座

「インターコンチネンタル(intercontinental)」とは「大陸間の」を意味する言葉ですから、直訳すれば「大陸を跨いだ王座」と言うことになり、「インターナショナル王座」と同じような意味になってしまいます。

かつてWBAのヨーロッパ支部のような形でヨーロッパ地域のタイトルを認定していたヨーロッパボクシング協会(EBA)では、ヨーロッパ地域のタイトルのことを「インターナショナル王座」としていましたが、実際の意味と名称の意味に相違があったことから定着しませんでした。そしてEBAでは「インターナショナル王者」を「EBAタイトル」として分かりやすく名称変更をしましたが、そこで上層組織であるWBAがヨーロッパのタイトルとして新たに「インターコンチネンタル王座」を設定しました。WBAが何のためにこれを設定し、またこの王座がどういうものなのかの明確な説明は無く、混乱を招く原因になっています。ただし「WBAインターコンチネンタルは、WBAインターナショナルから改称した名前」とする説もあります。

なお2011年(平成23年)にEBAはWBAから一方的に提携を解消されています。

WBAパンアフリカン王座

WBAパンアフリカン王座

「パン(Pan)」は「全」や「総」を意味し、「アフリカン(African)」はアフリカ地域のことを指すため、パンアフリカン王座は「全アフリカ地域王座」と言うことになります。

WBAまたはWBAの傘下団体であるパンアフリカンボクシング協会(PFBA)が認定するタイトルです。この王座に位置するボクサーは「WBAパンアフリカン◯◯級王者」などと称されます。

アフリカ地域に所属するボクサーを対象としてパンアフリカンのランキングを作成し、順位争いの中でチャンピオンを決定するタイトルマッチが開催される場合には、「パンアフリカン王座決定戦」などと銘打たれます。

WBAフェデボル王座

WBAフェデボル王座

「フェデポル(fedebol)」の「fede」は「federation(連合・同盟など)」の略称であり、「bol」とは南米を代表する国、ボリビアのことを指す言葉です。そのため概ね「WBAの南米王座」を表すタイトルだと考えて良いでしょう。

WBAの南米地域にある傘下団体、ボリビアンボクシング連盟(BBF)とWBAにより認定されるタイトルです。この王座に位置するボクサーは「WBAフェデボル◯◯級王者」などと称され、この王座を争うタイトルマッチは「フェデボル王座決定戦」などと銘打たれます。南米地域を中心に活躍するボクサーでランキングを作成し、順位争いの中でタイトルマッチを開催します。

WBAフェデセントロ王座

WBAフェデセントロ王座

「フェデセントロ(fedecentro)」の「fede」は「federation(連合・同盟など)」の略称であり、「centro」とは中南米で使われるスペイン語・ポルトガル語で「中央・中心」を意味する言葉です。そのため概ね「WBAの中米王座」を表すタイトルだと考えられますが、その範囲はよく似た「フェデボル王座(主に南米)」や「フェデカリブ王座(主にカリブ地域)」とほとんど重なっています。

WBAの中米地域にある傘下団体、中米ボクシング連盟(CABF)とWBAにより認定されるタイトルです。この王座に位置するボクサーは「WBAフェデセントロ◯◯級王者」などと称され、この王座を争うタイトルマッチは「フェデセントロ王座決定戦」などと銘打たれます。カリブ諸島を含む中南米地域を中心に活躍するボクサーでランキングを作成し、順位争いの中でタイトルマッチを開催します。

WBAフェデラテン王座

WBAフェデラテン王座

「フェデラテン(fedelatin)」の「fede」は「federation(連合・同盟など)」の略称であり、「latin」とはラテンアメリカ地域のことを指す言葉です。そのため概ね「WBAの中南米王座」を表すタイトルだと考えて良いでしょう。ただし周辺が含まれる他のタイトルとして「フェデボル」、「フェデセントロ」、「フェデカリブ」などがあり、これらの違いは明確ではありません。WBAの中南米地域にある傘下団体、ラテンアメリカボクシング連盟(LABF)とWBAにより認定されるタイトルです。この王座に位置するボクサーは「WBAフェデラテン◯◯級王者」などと称され、この王座を争うタイトルマッチは「フェデラテン王座決定戦」などと銘打たれます。南米地域を中心に活躍するボクサーでランキングを作成し、順位争いの中でタイトルマッチを開催します。

WBAフェデカリブ王座

WBAフェデカリブ王座

「フェデカリブ(fedecaribe)」の「fede」は「federation(連合・同盟など)」の略称であり、「caribe」とはカリブ海地域のことを指す言葉です。そのため概ね「WBAのカリブ地域王座」を表すタイトルだと考えて良いでしょう。ただし同じくWBAの「フェデセントロ王座」などとの違いは明確ではありません。

WBAのカリブ地域にある傘下団体、カリブ海ボクシング連盟とWBAにより認定されるタイトルです。この王座に位置するボクサーは「WBAフェデカリブ◯◯級王者」などと称され、この王座を争うタイトルマッチは「フェデカリブ王座決定戦」などと銘打たれます。南米地域を中心に活躍するボクサーでランキングを作成し、順位争いの中でタイトルマッチを開催します。

WBCインターナショナル王座

WBCインターナショナル王座

世界にあるプロボクシング団体のうち、最も多い加盟国を誇る主要4団体のひとつ、世界ボクシング評議会(WBC)が定めるタイトルの一種です。

WBCでインターナショナル王座が設定される背景には、WBCが他の団体よりもたくさんの加盟国を擁する点があります。他の団体ではランキングを15位までしか作成しておらず、15位までにランキングされているボクサーを「世界ランカー」と呼び、世界ランカーには世界タイトルへの挑戦権が与えられます。しかし加盟国が多いWBCでは参加ボクサーの数が多くなってしまっているため、ランカーに名を連ねるだけでも至難の業です。そこでWBCだけは40位までランキングを作成し、16位~30位までのボクサーと、WBCに加盟している各国の国内王者に対し、インターナショナル王座への挑戦権を与えています。WBCのインターナショナル王座になれば世界ランカーと同等の資格を得られるようになり、世界タイトルに挑戦できるようになります。

WBCインターコンチネンタル王座

WBCインターコンチネンタル王座

「インターコンチネンタル(intercontinental)」とは「大陸間の」を意味する言葉ですから、直訳すると「大陸を跨いだ王座」と言うことになります。アメリカだけ、ヨーロッパだけといった特定地域だけの王座ではなく、言葉通りそれらを跨いだ王座であることを示しており、世界タイトルよりは下に位置するものの、特定地域に限定した王座よりも価値があるものとしています。WBCについては世界タイトル、インターナショナル王座に次いで名誉なものだと考えて良いでしょう。WBCで開催しているユース世代の大会にもインターコンチネンタル王座は設定されています。

WBCアメリカ大陸王座

WBCアメリカ大陸王座

その名の通りアメリカ大陸で活躍しているボクサーに限って挑戦できるタイトルであり、地域限定ではあるもののボクシング人口が多いアメリカ大陸ならでは、一定の価値があるタイトルだと言えるでしょう。なおWBCには他に「ラテンアメリカ王座」もあります。ここで紹介している「アメリカ大陸王座」の「アメリカ大陸」は、北米アメリカ大陸のことを指しています。このタイトルを取得している王者は「WBCアメリカ大陸◯◯級王者」と呼ばれ、このタイトルを争うタイトルマッチは「WBCアメリカ大陸◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。

WBCバルチック王座

WBCバルチック王座

「バルティック王座」と表記されることもあります。」「バルチック(Baltic)」とはバルト海のことを指す言葉です。その名の通りバルト海周辺地域で活躍するボクサーに限って挑戦できるタイトルですが、地域限定ながら旧ソ連地域を含むバルト海周辺はボクシング人気が高い地域でもあるため、一定の価値があるタイトルだと言えます。特に近年では北欧ロシア地域のボクサーが活躍しているため、相対的に価値が上昇しているとする意見もあります。

このタイトルを争うタイトルマッチは「WBCバルチック◯◯級王座決定戦」と呼ばれ、見事勝ち取れば「WBCバルチック◯◯級王者」を名乗れます。

WBCムンドヒスパノ王座

WBCムンドヒスパノ王座

「ムドヒスパノ」とは「スペイン語圏」を表す言葉です。つまりカリブ海地域を含む中南米地域を対象とした地域のタイトルであり、この地域で活躍するボクサーがムンドヒスパノ王座に挑戦することができます。この地域は中軽量級のボクサーが特に多いため、このタイトルを取得しているボクサーは、体格の近い日本人ボクサーにとって強敵になるでしょう。

なお、このタイトルを取得したボクサーは「WBCムンドヒスパノ◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を掛けたタイトルマッチは「WBCムンドヒスパノ◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。日本で直接このタイトルマッチの情報を聞くことは少ないですが、日本人ボクサーの対戦相手の経歴で目にすることがあるかも知れません。

WBCラテンアメリカ王座

WBCラテンアメリカ王座

「ラテンアメリカ(Latin America)」とは「アングロアメリカ(Anglo America)」に対して用いられる言葉で、具体的にはメキシコ以南の国々を総称する言葉です。ラテン系言語(ポルトガル語、スペイン語、フランス語)を用いる地域のことを「ラテンアメリカ」と呼ぶのが本来の意味ですが、日本では「中南米」と訳すことが主流となっています(メキシコは北米大陸南端に位置するため正確な表現ではありません)。

ラテンアメリカ地域で活躍するボクサーのみに挑戦権が与えられるタイトルであり、中軽量のボクサーがしのぎを削る激戦区になっています。

IBFインターナショナル王座

IBFインターナショナル王座

世界にあるプロボクシング団体のうち、アメリカを拠点とする主要4団体のひとつ、国際ボクシング連盟(IBF)が定めるタイトルの一種です。このタイトルを保有する王者は「IBFインターナショナル◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を争うタイトルマッチは「IBFインターナショナル◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。

「インターナショナル(international)」は「国際的な」を意味する言葉ですから、その名が示す通り特定の地域に限らず世界各国で活躍するIBF参加ボクサーが挑戦し、争うタイトルとなっています。しかしながら世界タイトルとは別のタイトルとして設定してあり、実際は世界タイトルに劣る地域タイトルのひとつとして微妙な位置にあるとする意見もあります。プロボクシングの世界では何かしらのタイトルを付けたほうが興行的に成功する可能性が高くなるため、こうしたタイトルの乱立が問題視されています。

IBFインターコンチネンタル王座

IBFインターコンチネンタル王座

このタイトルを保有する王者は「IBFインターコンチネンタル◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を争うタイトルマッチは「IBFインターコンチネンタル◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。「インターコンチネンタル(intercontinental)」は「大陸間」を表す言葉ですから、同じIBFの「インターナショナル王座」と同様に、特定地域に限定せず、複数の地域を跨いで争われるタイトルと言うことになります。格としては世界タイトル、インターナショナル王座に次ぐタイトルという位置づけになっていますが、このタイトルがどういうものであるか、明確な設定はなされていません。

IBF東西ヨーロッパ王座

IBF東西ヨーロッパ王座

このタイトルを保有する王者は「IBF東西ヨーロッパ◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を争うタイトルマッチは「IBF東西ヨーロッパ◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。その名前が示す通り、東西かかわらずヨーロッパで活躍するボクサーを対象としたタイトルであり、北米を拠点とするIBFにとってはヨーロッパ地域における重要な地域タイトルとして位置づけています。しかし結局は地域タイトルであるため、世界タイトルよりも当然ながら格式は低くなっています。なお、ヨーロッパ各国のうち特にボクシングが盛んな国はドイツだと言われています。

IBFアフリカ大陸王座

IBFアフリカ大陸王座

このタイトルを保有する王者は「IBFアフリカ大陸◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を争うタイトルマッチは「IBFアフリカ大陸◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。タイトル名の通りアフリカ大陸を中心に活躍するボクサーを対象としたタイトルであり、アフリカ大陸王座への挑戦権は、この地域に拠点を持つボクサーにしか原則的に与えられません。ただし、それぞれの地域にあるジムへ一時的にでも所属または提携すれば地域のタイトルへ挑戦できるようになります。

IBF地中海王座

IBF地中海王座

このタイトルを保有する王者は「IBF地中海◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を争うタイトルマッチは「IBF地中海◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。地域が近いタイトルとして「東西ヨーロッパ王座」がありますが、地中海王座の場合は北欧地域を含まない一方、北アフリカ地域、トルコ地域を含むことになります。原則的にはこの地域に拠点を持つボクサーにしか地中海王座への挑戦権は与えられませんが、ボクサーの国籍などにかかわらず地中海地域に位置するジムへ一時的に所属または提携すれば挑戦することができます。

IBFラテンアメリカ王座

IBFラテンアメリカ王座

このタイトルを保有する王者は「IBFラテンアメリカ◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を争うタイトルマッチは「IBFラテンアメリカ◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。名前が示す通りラテンアメリカ地域における地域タイトルです。「ラテンアメリカ」とは北米大陸南端にあるメキシコ以南、主にラテン系言語(スペイン語、ポルトガル語など)を公用語とする国々のことを指します。概ねの理解としては中南米地域における地方タイトルだと認識しておけば良いでしょう。原則的にはこの地域で活躍するボクサーにのみ、ラテンアメリカ王座への挑戦権が与えられます。

IBFパンパシフィック王座

IBFパンパシフィック王座

このタイトルを保有する王者は「IBFパンパシフィック◯◯級王者」を名乗ることができ、この王座を争うタイトルマッチは「IBFパンパシフィック◯◯級王座決定戦」と呼ばれます。日本では「パンパシ」と省略されることもあります。「パンパシフィック」とは、「Pan Pacific」と表記し、翻訳すると「全太平洋」または「環太平洋」と言った意味合いになります。太平洋に面する地域、つまり南北アメリカ大陸西岸、オセアニア、アジア地域がパンパシフィック地域として目されます。原則的にはこの地域で活躍するボクサーにのみ、パンパシフィック王座への挑戦権が与えられます。

WBOアジア太平洋王座

WBOアジア太平洋王座

1988年(昭和63年)に世界ボクシング協会(WBA)から分派して誕生した4大主要団体のひとつ、世界ボクシング機構(WBO)が認定するタイトルのひとつで、WBOの傘下団体であるWBOアジア太平洋(WBO Asia-Pacific)が主に認定しています。

WBOが認定する「アジア太平洋王座」は、名前が示す通りアジア地域と太平洋に面した地域で争われるタイトルです。主にオセアニア、そしてアジア地域で活躍するボクサーにはこのタイトルへの挑戦権が与えられます。なお2002年(平成14年)には日本人ボクサーの野上真司がWBOアジア太平洋スーパーフェザー級王座のタイトルを獲得しています。ただしこの当時はJBCがWBOを認定していないため、残念ながら日本での注目はあまり高くありませんでした。

WBOラテンアメリカ王座

WBOラテンアメリカ王座

WBOの傘下団体であるWBOラテンアメリカ(WBO Latino)が主に認定しています。名前が示す通りラテンアメリカ地域を対象とした地域タイトルであり、具体的には北米大陸南端のメキシコ以南を対象とした中南米アメリカ地域で活躍するボクサーを対象としたタイトルです。原則的にはこの地域を拠点にするボクサー(国籍を問わず、この地域にあるシムに所属するなどすれば挑戦が可能です)であれば、タイトルへの挑戦ができます。なおWBOに限らず主要4団体では各地域でそれぞれの王座を設定していますが、日本では「王座」または「王者」と言う称号は乱立するべきでは無いとする意見が主流です。

WBOオリエンタル王座

WBOオリエンタル王座

WBOの傘下団体であるWBOオリエンタル(WBO Oriental)が主に認定しており、名前の通りオリエンタル(東洋)地域を対象とした地方タイトルです。WBOのアジア地域については他にアジア太平洋王座が設定されていることもあり、いささか「王者」が乱立している感は否めません。なお日本人ボクサーではあり、ませんが、日本のボクシングジムに所属するフィリピン国籍のウォーズ・カツマタ(本名はワールト・グレゴリオ・バレナス・ジュニア)が2014年(平成26年)にWBOオリエンタルスーパーフライ級王座を勝ち取っています。

WBOアフリカ王座

WBOアフリカ王座

WBOの傘下団体であるWBOアフリカ(WBO Africa)が主に認定しています。名前が示す通りアフリカ地域を対象とした地域タイトルで、アフリカ地域で活躍するボクサーにはWBOアフリカ王座への挑戦権が与えられます。WBOに限らず主要4団体が認定する地方タイトルで王座を獲得するボクサーの中には、のちに世界タイトルでも活躍するボクサーが多いことから、熱心なボクシングファンの一部では注目のタイトルとして見る傾向もあります。しかしながら日本のプロボクシングを管轄するJBCは基本姿勢を「王者の乱立は好ましくない」としています。

WBOヨーロピアン王座

WBOヨーロピアン王座

WBOの参加団体であるWBOヨーロピアン(WBO European)が主に認定しており、ヨーロッパ全域を対象として、この地域で活躍するボクサーが挑戦することができる地方タイトルです。なおWBOに限らず主要4団体では各地域でそれぞれの王座を設定していますが、日本では「王座」または「王者」と言う称号は乱立するべきでは無いとする意見が主流です。とは言え地方タイトルで王座を獲得するボクサーの中には、のちに世界タイトルでも活躍するボクサーが多いことから、熱心なボクシングファンの一部では注目のタイトルとして見る傾向もあります。

ユース王座

ユース王座

ユース(youth)とは、若年齢や若さを表す言葉で、スポーツの世界では主に「若手」の意味合いで用いられます。ボクシングの世界でも「ユース」は一定の年齢に達していない選手のことを指しており、そうした若年層のボクサーを対象としたユース王座が設定されています。

各団体により詳細は異なりますが、現在は主要4団体のうち世界ボクシング評議会(WBC)、国際ボクシング連盟(IBF)、世界ボクシング機構(WBO)の3つがユース王座を設定しており、他には世界プロボクシング連盟(WPBF)、国際ボクシング機構(IBO)、女子国際ボクシング協会(WIBA)がユース王座を設定しています。ユース王座の地位で一定回数以上の防衛戦に成功すれば、世界タイトルへの挑戦権が与えられるなどの特典が与えられる団体もあります。

プロ団体にとっては若手のスター選手を獲得する目的がある一方、停滞しがちなランキングに新風を起こす話題性を意識した目的もあるようです。なおWBCではユース王座についても上位に当たる「世界王座」と下位に当たる「インターコンチネンタル王座」を設定しており、混乱の原因になっています。

暫定王座

暫定王座

ボクシングを始めとしたランキング制の格闘技では「暫定王座」なるものが設定される場合があります。これは本来王者の位置にある選手が何かしらの理由で一定期間以上防衛戦を行なえない場合に設定されるもので、本来の王者を王座の位置から外し、一時的に別の選手を王座として扱うものです。基本的には王座への挑戦権を持つ選手同士で「暫定王座決定戦」を行ない、勝者が暫定王座の位置に付きます。その後、もともとの王座が復帰した場合には、もとの王者と暫定王者の間で王座統一戦が行なわれ、勝者が改めて正規の王者として扱われることになります。もともとは1952年(昭和27年)、ある世界フェザー級王者が兵役に就いたことから暫定王者の仕組みが採用されています。

日本のプロボクシング界でも暫定王者の仕組みは採用されていますが、正規王者と暫定王者が両立する期間を少しでも短くする目的から「暫定戦から4ヵ月以内に正規王座と暫定王座で統一戦を行なわなければならない」と定めるなど、厳格に管理運営されています。しかし世界のプロボクシング団体の中には、興行収入の獲得を目指してか暫定王座を乱立させて頻繁に世界タイトル戦を開催する団体もあります。

正規王座

正規王座

「暫定王座」に対して用いられる、暫定王者が必要になる前に王座の位置にあったボクサーのことを指す言葉が「正規王座」です。ケガや病気などやむを得ない理由で一定期間以上防衛戦を行なえなくなってしまった王座がいた場合、そのタイトルについては長らくタイトルマッチを開催できなくなってしまうため、下位にいるボクサーにとってはタイトルを勝ち取るチャンスが少なくなるばかりか、タイトルマッチによる興行収入を得る機会も減ってしまうことから採用されたシステムです。

王座の地位にあったボクサーを一旦「正規王座」としてタイトル戦から外し、タイトル戦への挑戦権を持つランカーで暫定王座決定戦を開催。それに勝利したボクサーを暫定王者として代理で立てるような格好になります。ただし正規王座が戦線に復帰した暁には正規王座と暫定王座の間で王座統一戦を行ない、正規王座と暫定王座があまり長期間両立しないようにしています。

スーパー王座

スーパー王座

世界王座よりもさらに上の地位にある王座を称える制度として2001年(平成13年)に誕生した名称がスーパー王座です。日本では「統一王者」と呼ばれることもあります。スーパー王座の制度を初めて導入したのは主要4団体のひとつ世界ボクシング協会(WBA)です。

世界タイトル戦を開催できるプロボクシング団体は世界に4つあり、それぞれで世界王者を認定しているため、必然的に「世界王者」と呼ばれるボクサーは世界に4人いることになります(男子の場合)。しかし団体の垣根を超えてそれぞれの王者がお互いのタイトルを懸けてタイトルマッチを行なった場合、ひとりの選手が複数の団体における世界王者を獲得する場合があります。例えば「WBA及びWBC世界王者」などです。そうした複数の世界タイトルを取得したボクサーが生まれた場合、その偉業を讃えて、世界王者の上、「スーパー王座」と呼ぶようになりました。主要4団体のひとつ世界ボクシング機構(WBO)や、女子国際ボクシング協会(WIBA)もWBAに追随する形でスーパー王座制度を導入しています。

ただしWBAのスーパー王座制度については問題も指摘されています。WBAではボクサーがスーパー王座になった場合、そのボクサーが保有していた世界王座の地位を空席にする仕組みを採用し、空位になった世界王者の地位を争うタイトルマッチを再度開催しています。つまり同一階級において「スーパー王者」と「王者」が両立することになります。タイトルマッチは大きな興行収入を見込めるためWBAがこうした仕組みを採用したと見られていますが、「王者」と言う称号が軽んじられてしまう結果になっています。