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チャンピオンベルトについて



プロボクサーの世界では所属する団体及び階級で最も強い選手を「チャンピオン」または「チャンプ」と呼び讃えます。その証明であり、王座にあることを示す王冠にも近い存在がチャンピオンベルトです。ここではチャンピオンベルトについて詳しくご紹介します。なおチャンピオンベルトはボクシング以外にプロレスなど他の格闘技でも使用されていますが、これらはボクシングの慣習に倣ったものだとされています。

歴史が長いチャンピオンベルト

歴史が長いチャンピオンベルト

チャンピオンベルトには長い歴史があります。初めてチャンピオンベルトが贈られたのはジョン・ローレンス・サリバンという19世紀末に活躍したプロ・ボクサーでした。

ボクシングはその長い歴史の中で、素手で殴りあう「ベアナックル形式」からグローブを装着して殴りあう「グローブ形式」へと推移しましたが、サリバンはベアナックル形式最後のチャンピオンであり、グローブ形式最初のチャンピオンでもあると伝えられています。サリバンは1989年(平成元年)にヘビー級王座戦(ベアナックル形式)において75ラウンド(2時間16分)もの長期戦に勝利してチャンピオンになり、それ以降ベアナックル形式で1度、グローブ形式で1度の防衛戦に勝利した伝説的なボクサーです。その偉大なサリバンに贈られたチャンピオンベルトに倣って習慣化したのが、現在のチャンピオンベルトだと伝えられています。

もともとのチャンピオンベルトは選手のスポンサーや後援会などが独自に製作して記念品としてチャンピオンに贈ったものだったそうですが、現在のチャンピオンベルトは主催団体などによりデザインが定められ、タイトル戦で勝利したチャンピオンに贈られています。

チャンピオンベルトのデザインに注目

チャンピオンベルトのデザインに注目

チャンピオンベルトのデザインはボクシング団体などにより異なりますが、概ね革製ベルトのバックル部分に金属または強化プラスチック製のプレートが貼られ、プレート上に所属団体のマークやチャンピオンであることを示す文字などが飾られている他、歴代の代表的なチャンピオンの写真が飾られることが多いようです。日本ボクシングコミッション(JBC)で使用されているチャンピオンベルトには日本初の世界王者である白井義男選手の写真、日本地図、ライオンがデザインされています。

チャンピオンベルトは貰える訳じゃない!?

チャンピオンベルトは貰える訳じゃない!?

チャンピオンベルトは、チャンピオンとして王座に君臨している間はもちろんチャンピオンの所有物ですが、タイトル戦で負けてしまった場合などには残念ながら取り上げられてしまいます。チャンピオンはタイトル戦(チャンピオンにとっては防衛戦)に臨む際にはチャンピオンベルトを持参し、主催者へ一旦預けます。タイトル戦のテレビ中継などでその様子を見たことがある人もいるでしょう。防衛に成功してチャンピオンの地位に残ればチャンピオンベルトは再びチャンピオンの手に戻ってきますが、もし負けてしまった場合にはチャンピオンベルトは戻ってこず、新しいチャンピオンの腰にそのチャンピオンベルトが巻かれることになります。こうしてチャンピオンベルトは歴代のチャンピオンの腰に巻かれ続けるという訳です。これを「チャンピオンベルトの持ち回り制度」などと呼びます。

日本と世界で違う、チャンピオンベルトの取り扱い

日本と世界で違う、チャンピオンベルトの取り扱い

チャンピオンベルトを持ち回りとする慣習は、日本のボクシング団体独自のルールであり、海外に拠点を持つ国際的なボクシング団体の場合では、一度手に入れたチャンピオンベルトはそのままチャンピオンの所有物になる場合がほとんどです。ただしその場合でも、タイトル戦の際に防衛側はチャンピオンベルトを持参し、試合前に預け、もし負けてしまった場合は新チャンピオンの腰に元チャンピオンが持参したチャンピオンベルトが巻かれ記念撮影などが行なわれます。しかし試合後にチャンピオンベルトは元チャンピオンにしっかり返却されて、新チャンピオンには新しく製作したチャンピオンベルトが贈られるそうです。新たに制作される場合でも定まったデザインでの製作が行なわれ、かつ生産数には厳密な管理が施されコピー品の流出を防ぐ仕組みが確立されているそうです。

なお、特に優れたボクサーがチャンピオンになった場合には、特製のオリジナルのチャンピオンベルトが製作され贈られることもあるようです。

また、チャンピオンベルトのデザインはある程度の頻度(WBCの場合で2001年(平成13年)に更新、その後は2014年(平成26年)に更新)で変更されていますが、WBCではベルト部分のカラーリングが常に緑色であるなど、それぞれの団体によって象徴的な個性を維持しています。