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ムエタイ・シュートボクシング・
タイボクシングとの違い



ボクシングは歴史が長い格闘技であるため、ボクシングから派生したと考えられる類似の格闘技が多くあります。ここではそれらとボクシングとの違いについてご紹介します。

タイで生まれた格闘技ムエタイ

タイで生まれた格闘技ムエタイ

まずはムエタイとボクシングの違いです。ムエタイとは主にタイで行なわれている格闘技で「タイ式ボクシング」または「タイボクシング」とも呼ばれています。ムエタイはタイでは国技として扱われており、現地ではイベントなどで人集めを目的として催されることもあるなど、子どもから大人まで経験がある一般的なスポーツとして広く認知されています。

ムエタイがボクシングと大きく違うのはその格闘方法です。ボクシングでは拳のみが攻撃手段として許されているのに対し、ムエタイでは拳に加えて肘、足、膝での攻撃も許されています。ムエタイ自体はインドから伝来したカラリバヤットなどの格闘技が変化して「シャム拳法」または「古代ムエタイ」になり古くからタイに存在していたとの記録がありますが、近代ボクシングの流入に伴いそれらをベースとしてタイ式ボクシングが確立したものだと考えられています。

独自の進化でまったく異なる格闘技に

独自の進化でまったく異なる格闘技に

なおボクシングで言う「ボクサー」のような選手を指す言葉は「ナックモエ」です。ナックモエは試合前に「ワイクルー」と呼ばれる踊りを行ない、両親や師匠への感謝をしつつ神に勝利を願うとされています。この踊りの際には民族楽器などが奏でられることが一般的であり、試合中もこの音楽は鳴り続け、独特な雰囲気の中で試合が行なわれることになります。なおムエタイは国技ではありますが賭けの対象にもなっているため、タイを代表する娯楽のひとつとしても知られています。

ムエタイにもボクシングと同じようにアマチュアとプロの分類があり、また階級の分類があります。これらは世界ムエタイ連盟(WMF・The World Muay thai Federation)により取り仕切られており、日本にも2004年(平成16年)に認定団体としてWMFジャパンが発足しています。タイではムエタイを世界的な競技にしたいという思惑があり、それに応じるように世界からムエタイのリングに挑戦する選手もいます。幼いうちからムエタイに親しんでいるタイ人の優位は盤石と見られていましたが、過去にはタイ人以外のチャンピオンが誕生したこともあります。

日本で生み出されたシュートボクシング

日本で生み出されたシュートボクシング

続いてシュートボクシングとボクシングの違いについてご紹介します。

シュートボクシングのベースになっているものはキックボクシングです。キックボクシングとは、ムエタイのルールをもとに1966年(昭和41年)に日本で誕生した新進の格闘技で、ルールについては団体によって若干の違いはあるものの、概ねムエタイに近いルールであったと言えます。そしてこのキックボクシングをもとに1985年(昭和60年)に誕生したのがシュートボクシングです。つまりスポーツとしてはボクシング、ムエタイ(タイボクシング)、キックボクシング、シュートボクシングの順に派生したことになります。

ボクシングから派生した格闘技

ボクシングから派生した格闘技

シュートボクシングではムエタイで許されている攻撃手段の他に、投げ技と立った状態での関節技が許されています。なおプロとアマチュアが存在することや、体重による階級の分類、ラウンド制の試合形式、ノックアウトまたは判定により勝敗が決する点などは、ボクシング及びムエタイと同様の形で行なわれています。

つまりボクシング、ムエタイ(タイボクシング)、シュートボクシングについては、細かな部分で違う点こそありますが、階級や試合形式など基本的には同じような形で試合が行なわれる一対一の格闘技であるという点が共通です。そして大きく異なるのは攻撃方法。すなわち両手の拳による打撃だけで攻撃するボクシングに対し、ムエタイは両手両足(肘や膝も含む)での打撃が許されており、シュートボクシングではムエタイと同じ両手両足での打撃に加えて、立った状態での関節技と投げ技が解禁されています。

この3つの格闘技は、格闘技ファンが語る「立ち技最強の格闘技がどれであるか」などの話題に上ることが多いようです。

なおシュートボクシングで許されている攻撃方法に加えて、寝技などが加わってくると総合格闘技などと呼ばれるようになります。総合格闘技では目潰しや金的など一部の禁じ手を除いて、レスリングや柔道で用いられるほとんどの攻撃方法が解禁されます。総合格闘技では立ち技である打撃よりも、寝技としての関節技などが重視される傾向があります。