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スポーツ選手とドーピング



スポーツ界の闇の部分であり、勝利至上主義がいき過ぎたゆえの弊害とも言えるのがドーピングです。好成績を挙げる意図で違反薬物を使用し、運動能力を高める不正行為であり、オリンピックをはじめとしたあらゆる競技で禁止されています。これまでにも様々な大会でドーピングが発覚し、問題になりましたがあとを絶たず、ドーピングする側とチェックする運営側とのいたちごっこの様相を呈しています。

スポーツとドーピングの歴史

スポーツとドーピングの歴史

ドーピングという言葉の由来には諸説あり、一般的にはひとつは南アフリカの原住民が儀式や疲労回復の際に飲用していたというアルコール飲料「dop」、もうひとつはオランダ語の「doop(濃いディッピングソースの意)」の二つの説が知られています。本格的にドーピングが使用されるようになったのは科学技術が発達した近代になってからのことです。19世紀に入って初めての違法薬物使用記録は1865年、アムステルダムで開催された運河水泳競技大会でした。以来、勝つための手段として、個人、ときには国ぐるみの組織的不正事件も頻発するようになります。

ドーピングエトセトラ

ドーピングという言葉自体はよく聞くことがあっても、具体的な内容については分からないという方もいるでしょう。そこでドーピングに関する情報をいくつか紹介します。

禁止されている薬物

以下の薬物はドーピングとして禁止されているものの一部です。

  • カフェイン、エフェドリン(興奮剤)
  • タンパク同化ステロイド、男性ホルモン製剤(筋肉増強)
  • β2遮断剤(脂肪燃焼)
  • モルヒネ(麻薬性鎮痛剤)
  • 利尿剤(減量・薬物排泄)
  • 隠蔽剤(薬物の使用を隠す)

検査法

競技後、尿や血液を採取して検査する方法が一般的です。しかし、近年は格段に進歩した遺伝子治療技術を応用し、特殊な遺伝物質を生体に導入する新たなドーピングも懸念されており、対応が急がれるところです。なお、医学上の必要でやむなく治療薬として使用された場合、厳格な審査の上で不問とされることもあります。

違反行為が見つかった際の対応

競技を統括する団体によって対応は異なりますが、国際オリンピック委員会(IOC)の場合はドーピングが発覚した時点で記録・メダルが剥奪となります。さらに選手・関係者含め永久追放処分として、生涯ブラックリストに登録される厳しい処分が下されます。これは組織的な不正操作、常習犯であることが認定された場合の「第1種ブラックリスト」に該当します。

ドーピングにまつわる主な事件

勝ちたいという思い、名誉欲が選手の倫理観を歪め、ドーピングに走らせてしまいます。薬物を使うことでフェアプレー精神を損ない、その競技自体の価値を貶めてしまいます。1886年、フランスで行なわれた自転車レースで、イギリス人選手がトリメチル過剰摂取によって死亡した事件が近代スポーツ初のドーピングによる死者です。

  • 1988年/ソウルオリンピック100m(蚕室総合運動場 オリンピックスタジアム)で世界新記録を叩き出したアメリカのベン・ジョンソンが筋肉増強剤の検出で失格。
  • 1972年/ミュンヘンオリンピック競泳(ミュンヘン・オリンピックパーク・スタジアム 水泳ホール)でアメリカのリック・デモントが400m自由形で優勝するも、エフェドリン検出によりメダル剥奪。医療目的(喘息)による初のドーピング認定。
  • 1994年/FIFAワールドカップ・アメリカ大会(ロサンゼルス郊外パサデナ ローズボウル)でアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナがエフェドリン検出で、無期限出場停止。

この他にも数々の疑惑が取り沙汰されながら、ドーピング認定を免れたケースが多々存在します。